見出し画像

マーケターが集まるマーケティング読書会を企画した話。

先日、参加しているオンラインサロン(梅木雄平さんの「マーケサロン」)内で読書会を企画して、ファシリテーターをしてきました。

きっかけは普段、オンライン上でサロンメンバー同士が知見を交わす機会はあるものの「リアルな場でもっと考えや意見を交わす機会が増えるといいな」と思ったこと。
自分でできることも踏まえて、梅木さんに「オンラインサロンメンバーが参加する読書会を開きたいです」とお願いして今回の読書会を企画することになりました。

これまで読書会にはそれなりの回数参加しているし、社内で読書会のファシリテーターを務める機会もありましたが、今回は(オンラインでやり取りが多少あるものの)ほぼ初対面の方々と読書会をするということで「どんな本、進め方にするか」については割と悩みました。

「マーケサロン」内のメンバー向けの読書会なので参加者の共通点として、仕事でマーケティングに携っているという部分があるので、この点を踏まえつつ、

・忙しい人も多いので、本を読んでいなくても参加できる会にした方が良さそう。
・おすすめの本を紹介する形にすると興味のある分野に差があって、満足度に個人差が可能性がありそう。
・普遍的なマーケティング理論に関する本もいいが、初回でもあるので、ある程度、みんなが気になる最新のマーケティング関連の本をテーマにしよう。
・ワークのみで終わりではなく、お互いの知見を共有する場にしたい。
・みんなが興味あるテーマの本にすれば議論したり、意見交換する際に共通言語で語れそう。

といったことを考えて
■課題本
『カスタマーサクセス――サブスクリプション時代に求められる「顧客の成功」10の原則』

■進め方
ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ)
の形式で読書会を開催することにしました

アクティブ・ブック・ダイアローグ®とは
1冊の本を分担して読んで、まとめて、発表・共有化することで、気づきを深め、対話をするというプロセスを通して能動的な気づきや学びが得られる読書法です。

僕も過去にABD形式の読書会に何度か参加しましたが、一人で本を読んだ時に比べて、短時間で本の内容を理解し、さらに本の中の自分が面白いと思ったエッセンスを他の人に語れるようになりました。

今回の読書会では普段、仕事で同じ様な課題を抱える仲間とABDをすることで、課題本の『カスタマーサクセス』についてより深く理解し、さらに明日から仕事でどんなアクションをしていこうかまで考えらるのではないかというのが狙いでした。

実際に開催してみて

19時半〜22時の2時間半で
6人の参加者が350Pを超える本の内容を各担当パートごとに要約して、

全17章の内容をプレゼンし合い、

一通り内容を把握した上で、各自の仕事での取り組みや他社の事例について議論することができました。

マーケティングに携わっているとは言え、B2CビジネスなのかB2Bビジネスなのかによってや、会社のフェーズによっても、カスタマーサクセスへの取り組み方が異なり、カスタマーサクセスを社内で推進するためにはこうすべきと一括りにすることはできないものの、

「第◯章に書かれている内容にもあるけれど、xxxさんの会社の場合だとxxxのように取り組むのがいいのかもしれないですね。」
「私の知っている企業だとこういう形で取り組んでいますよ。」
「あ、それってまさに第△章で語られている内容ですね。」

のように活発な意見交換をすることができ、大変勉強になりました。

企画した本人が言うのもなんですが、参加してくれた方々が「次回も参加したい」「社内でもカスタマーサクセスの読書会しようと思う」と言ってくれたので、初回としてはうまくいったのかなと思ってます。

参加者以上に僕自身も学びの多い読書会となったので、継続して開催していきたいと思います。

あと今回の課題本(『カスタマーサクセス――サブスクリプション時代に求められる「顧客の成功」10の原則』)は元々、サブスクリプション型のサービスに携わる方の間では話題になっていますが、マーケターは勿論、セールスや開発、カスタマーサポートの方にもおすすめですし、社内で部署を横断して読書会するのもおすすめです。

僕も社内で『カスタマーサクセス』の読書会企画しようと思ってます。

▼僕も参加してる梅木雄平さんのマーケサロンはこちら



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?