ことばの育ち【やりとり編】
こんにちは,umenoです.
親御さんや教育者の方は,お子さんにことばを教える時に色々と迷うことがあると思います.ことばがなかなか出ない,ことばの使い方がおかしいと感じることもあるのではないでしょうか.個人差はありますし,まだまだ幼児期は発達途上のため,はじめから完璧を求めることはしなくていいと思います.しかし,今現場でことばに関する療育を実践している中で感じる大切なことがありますので,今回はそこについてまとめていきたいと思います.幼児期のお子さんを持つ親御さん,教育や療育関係者の皆さまの参考になれば幸いです.
1) 「ことば」は他者との関係性の中で育つ
「ことば」は他者とやりとりをするための手段の一つです.そのため,相手に何かを伝えたい,何かを教えてほしい,ことばを交わしてうれしい,そういったことが前提にある必要があります.
2) やりとりとしてのことば
親御さんや教育者の方との関わり遊びの中で,ことばは育ちます.主に「あそび」です.遊びの中で,だっこ,手をつなぐ,一緒にみる,組み立てると様々なことをすると思います.その中で「○○してほしい」「○○は何か教えてほしい」「○○をとってほしい」「一緒にやりとりができて楽しい」という気持ちが生まれ,どんどん循環していくことが考えられます.
3) やりとり遊びの具体例と重要性
よく幼児向け番組でもやっている親子の触れ合い遊びは大切かと思います.乳幼児期からできるものも多いので,向き合って目を合わせて「楽しい気持ち」を共有してみると良いです.その結果,人に気づき,興味を抱き,やりとりをしたいという気持ちの芽生えに繋がります.
4) まとめ
現代は動画など一人遊びをさせやすい状況にもなっていますが,関わり遊びがことばを育てます.経験的には動画で覚えた言葉は「やりとりとして機能しにくい」印象があります.ことばは手段の一つですので,手段として用いることが出来るよう育てていきたいですね.
本日も最後まで読んでいただき,ありがとうございました.
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