もともと好きなマンガだったけど、単行本では結構短い話だったので「映画ではどうなるんだろう？」と期待半分不安半分で映画館へ。

結論、メチャクチャ名作でした！

ここ数ヶ月はアニメ映画が大豊作で、『スラムダンク』や『ワンピース』、『すずめの戸締まり』などなど、とても完成度が高く「コレ、映画館で見なきゃ損でしょ！？」と思える作品が多かった。
そんな中、「後世に残したい作品」と言う意味合いでは『金の国 水の国』は群を抜いていると思う。

この作品は、見た人の心をとても優しい気持ちにさせてくれる。
小難しいセリフ回しなどはほとんど無く、誰でも考えたことがあることをとてもシンプルに表現してくれることで、人が幸せに生きていくために大切なことを、柔らかく柔らかく伝えてくれる。

また、マンガでは数コマ数ページで表現されていた金の国の美しさや水の国の逞しさは、動きのあるアニメ映像になることでさらにグッと強い感動を感じることが出来た。

頭の中をスッキリシンプルにしたい人、結婚しようかどうか悩んでいる人、優しい気持ちになりたい人は、ぜひ一度観てみてください。