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かつて焼け落ちた町 / amazarashi

my note vol 470

#スキしてみて
#夏に聴きたい曲

amazarashi Official YouTube Channel

『七号線ロストボーイズ』

『七号線ロストボーイズ』は、2022年4月13日にソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズより発売された、日本のバンド、amazarashiの6枚目のフルアルバム。

その6曲目に「かつて焼け落ちた町」という曲があります。
この曲はamazarashiの秋田ひろむさん(Vo.G)の故郷の青森県で、かつて起きた大空襲の事を歌っています。

青森大空襲とは

青森大空襲は、1945年7月28日〜29日にかけて青森県青森市に対する空襲。北海道産の石炭の本州陸揚げ港であった港町を狙った空襲であった。 

恥ずかしながら、東京、広島、長崎の悲劇は知っていましたが、青森の惨劇を知ったのはこの曲を聴いてからでした。
77年前のこの日に、こんな事があったんだと思い、未だに争い事が止まない世界を憂いながら
「戦争反対」「平和主義」を、
あらためて願おうと心に誓いました。
ぜひ、聴いていただきたい名曲です。

かつて焼け落ちた町 / amazarashi

作詞  秋田ひろむ
作曲 秋田ひろむ

世界中どこでも暮れる ありふれた夕日が 特別になったのは
僕らの育った町 知ってしまったから ここはかつて焼け落ちた町

笑えよ 泣けよ歌えよ 言葉は下らない 未来には届かない
僕らが頭を抱える 人生という旅路は帰り道 死ぬまでの

毛布に包まって 静寂の音に震え
花芽吹いて森が茂って 人が増えて集落となって
それを戦火が全部さらって それに泣いてまた立ち上がって

人が集えばそこが町で いい人、悪い人もはらんで
いがみ合って 愛し合って それを人は生活と呼んで
額に汗、騙し騙され 食う為には友も裏切って
生きてますか? 生きてますか? ここはかつて焼け落ちた町

僕らが耳を澄ませる 海原には祈りが 沈んでるかもしれない
僕らが暮らしてる土地 そこには屍が 埋まってるかもしれない
歴史は繰り返し 土だけがそれを見ている
たかが百年生きぬ癖に 生きる死ぬに悩みは尽きない
喜びの歌は未だ止まぬ 悲しみの歌もまた然り

陽が昇ったらそこが朝で 呼んでもないのに明けやがって
悩んだって 辛くたって 朝日の中、命たずさえて
人と人とが家庭になって そこで僕ら産声を上げて
生きてますか? 生きてますか? ここはかつて焼け落ちた町

人が集えばそこが町で それを戦火が全てさらって
青森空襲で焼け野原 瓦礫の中、焚き火に集って
人が集えばそこが町で 怒りも悲しみも持ち寄って
「この子だけはどうか助かって」 それが僕の親父の親父で

君が居るからここが家で 家があるから僕らの町で
生活して 歳をとって 朝日の中仕事に向かって
突然の悲劇に泣いたって 人と人とで慰めあって
生きてますか? 生きてますか? ここはかつて焼け落ちた町

僕らの町
ここが僕らの町
ここが僕らの町

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