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粘土造形はじめました-2作目 ガンダルフ

承太郎を完成させて「粘土おもしれー」とテンション高めになり、次に手をつけたのは、映画 ロード・オブ・ザ・リングに出てくる魔法使いガンダルフでした。

なぜガンダルフなのかというと、Pinterestでたくさんの3Dモデルを見つけたから。

承太郎を作った時にも思ったけど、すでに立体化されているものって作りやすい。色んな角度からの画像が公開されているので、とても参考になるのだ。

制作過程

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まずはベースになる老人の顔から作り始めた。

頬や顎まわりはヒゲと髪で見えなくなるのだが、いきなり完成形から作っていく自信が無かったので、まずは素の顔を作ってからヒゲと髪を乗せていこうと思った。

途中で気づいたけど、ガンダルフはX-Menのマグニートーだった。どうりで見覚えのある顔だと。

そうと分かれば、マグニートーの顔モデルも見つかったので、とても助かった。

しかし、やりたい事はイメージできているのに、粘土がべちゃべちゃと道具にひっつくので思うように作れない。まるで餅を捏ねているようだ。。。

これはダメだと、硬い粘土を買い足した。レオン油土の紫。一番硬いやつ。

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目の辺りだけ赤と紫をブレンドした硬めの粘土で作り直す。紫だけだと硬すぎて赤でつくった本体に接着できそうになかった。

粘土が硬くなると、細かいところが一気に作りやすくなった。
やっぱ赤はわやすぎてダメだな。

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徐々にヒゲと髪を盛っていく。

写真を残してなかったけど、最初はリアルに作ろうと思って髪やヒゲに細かいスジを入れていた。

これは失敗だった。

作品全体をぱっと見た時に、凹凸の細かな髪やヒゲばっかりが目立っていて、肝心の顔がちっとも目に入らなくなっていた。

これは失敗だと気づいて、髪とヒゲから凹凸を省いていった。
正解だったと思う。余分な凹凸が消えて、顔の造作に目が行くようになった。

ひとつ賢くなった。
なるほど、ふだんソフトウェアのUIを設計するときに画面内の情報量をコントロールすることに気を使うが、似たようなものだなと思った。

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作り終わってみると、もうちょっとヒゲにボリュームがあった方がガンダルフっぽさが出たかなーと思う。

けど、それでも自分的には大満足。

承太郎に続いて、順調に引き出しが増えている実感がある。

っぽさ、を探すのが大事みたい

承太郎の時にも思ったことだが「○○っぽさ」が出るポイントを見つけるのが大事だなと思った。

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承太郎なら頬のラインを意識すると、一気にジョジョっぽさが出た。

ガンダルフは、目の下のクマと鼻が「っぽさ」を出すポイントかなと特に注意して作った。結果としては上々だったと思う。

ガンダルフの製作期間は3日ほどで、そのうち1日が休日だったので一気に仕上がった。

硬い粘土の使いみち

レオン油土の赤がやわらかすぎたので、一番硬い紫を買ったが、これが想像以上に硬すぎた。

いままでのように、こねこねして造形できそうにないので、次作は削って作れるメカ的な方向でいこうかなと思っている。

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