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私小説「”骨髄移植”経緯」~26~

26.「気を付けて。くれぐれも躓いて転ばないように!」
昨日の午後、夕方からの外泊に向けて副主治医2人が声を掛けてくださいました。カミさんに迎えに来てもらい、ドラッグストアで今日明日使う分と今後必要であろう品物を買って一時帰宅。7月8日に入院し7月13日に外泊帰宅して以来の我が家です。夏場に剪定ができなかったので庭は荒れ放題ですが、玄関の前でほっと一息。熱帯魚水槽は藻が生い茂ってしまっていますが、魚たちは元気なようです。残念ながら別水槽のベタは死んでしまっていました。
コーヒー店で勧められておいしかったからと、豆を挽きネルドリップでコーヒーを入れてくれました。病院ではインスタントしか飲んでいなかったので、まろやかな味に仁割と温められました。
夕食に食べたいものは3択で、焼き肉、とんかつ、餃子。焼き肉に決め近くの店に行ったところ、平日限定で一人一皿60%増量キャンペーン中!これを逃す手はない、と少し高めの肉を注文して満腹に。久々の風呂にはいって布団に入ると、あっという間に眠っていました。
今日は朝食にパンとサラダ果物。昼はスーパーに買い出しに行き、羽根つき餃子が水無油無しでできる冷凍食品、揚げたてヒレカツ、おにぎり。これで一応食べたいものはクリアー!夕食は午後から孫を連れてきた息子の手作りスリランカカレー。充実した食事でした。
そう、今回の外泊の肝心の目的は退院してから平常に暮らせるかどうかのチェック。っ正直言って、平常に暮らすことの大変さを思い知ることになりました。振り向く、荷物を抱えて腰を回す、しゃがんで孫を抱き立ち上がる等など。とにかく入院中の体力の低下は信じられないくらいで、スムーズに一連の動きとしてできません。まさに「よっこらしょ!」の世界です(いや、意地でも口にはしませんけど)。
減薬の結果の数値いかんによっては週末~週明けには退院になりそうです。