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喇叭亭馬龍丑。日記「ホームランか、三振か、しかないマウスピースよ」2/27(火)

2024.2.27(火)

「ホームランか、三振か、しかないマウスピースよ」

 昨日は家にいつものマウスピースを忘れてきたので、机の奥から引っ張り出して久々にBACHのマウスピースを使ってみた。優秀。さすがBACH、とでも言うべきか。普段あんなに苦労している五線譜上のド(B♭)の音程がピタリと合う。全然、上ずらない。なんなん?全然、バテないし。いつもなんなん?

 BACHのマウスピース、たとえて言うなら、「成績優秀メガネっ子生徒会長♀」って感じ。

 対して普段のジャジャ馬マウスピースは「屋上や窓際の席でいつも寝ている落ちこぼれの不良♂」でしょうか。

 でも、吹きやすいBACHを吹いていると何故かどうしても、ジャジャ馬の音が恋しくなってしまうのですよね。

ーーー黄昏時。川べりの土手。春草の上での会話。次第に惹かれ合う二人。

 少女漫画だったら、最終巻でこの二人、付き合うんでしょうね。知らんけど。さっきから僕は一体、何を言っているのでしょうか、マジで。

「この二本、合体したら良いのに!」と思っていることだけはリアルです。

*

 という訳で今日もジャジャ馬マウスピースをポンコツトランペットに挿す。「ホームランか、三振か?」の極振りは、「零か百か」の俺の人生によく合っている気がするから。

 唇ライフゲージを大幅に削られても尚、出したい音を出す。明日、どころか数分先のことすら分からない。それがジャズだぜ?


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