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某ビジネスプランコンテストに参加して、惨敗した話

昨年の今頃、あるビジネスプランコンテストに参戦しました。

これは仕事を完全に離れて、プライベートでのチャレンジでした。
最終審査にこそ残りましたが、結果は惨敗。

自分の中では既に消化済みの話ですが、今後にも繋がる話なので簡単に振り返っておくことにします。

模擬戦としての位置付け


仕事の担当業務が変わり、プレゼンをする機会が全くといっていいほどなくなりました。
最後は1年前にTVとラジオでの出演…

仕事では割と自分が苦手な分野を担当して、対人関係に悩まされていました。

同時期には外部とのトラブルにも連続して巻き込まれていて、本当に冴えない日々で。

このまま機会がなく1年が終わるわけにはいかないと思ったのが応募理由です。

zoomでもよかったのだが、趣旨を考えてわざわざライブ参加に


交通費をかけて、時間をかけて参加しました。
それで手ぶらで帰るわけだが、この虚しさったらなかったですね。
ライブだからこその悔しさでした。

自身のプレゼンについて


振りかえると、スケール感がなかったなと。
退屈な会社員が退屈な会話で何を伝えるつもりだったのか。
プレゼンには登壇者の力が問われますね…。

惨敗に至った反省点

1.スケジュールがタイトすぎ
前日入りとか、当日朝の準備は非常に重要です。
こんなのは当たり前なのですが、妻子、仕事でその当たり前ができなかったです。
これで勝つわけはない。

2.準備不足
本来、私のプレゼンって内容の時間配分が鍵になります。どれだけ不要なことを省いて時間内にコンパクトに収めるかを考えています。
そのため、新しい機会ごとに時間配分の練習をやります。リハーサルですね。

プレゼンテーション本番の時間配分に失敗しました。具体的には入りがグダッて持ち時間がうまく使えなかった。
場数が減っていることを再確認しましたね。
今の環境が思い切りのなさに繋がっているのかな?と感じました。
そこまで考えてなかったけど、やる以上は真剣勝負で考えなければ。

3.自分自身にスケールダウンを感じました
声にハリがないことを壇上で自覚もしていました。こんなはずじゃなかったなと…

プレゼンは多様性、10人いたら10人分の視点がある、と改めて感じました。
他者と比較して自身の視野な狭いんじゃないか、ミニマムすぎないか、わくわくしたか?というのは正直言ってあります。

資料のレベルアップも課題ですね。
スライドの質は悪くはないけど、私の中ではワンパターンだから…レベルは上げていきたいと感じました。動画のウェイトも高まっていまして、資料の作成についても、いまと今後をみていく必要があるな、と考えました。

4.舞台の運もなかった
レギュレーション上の問題で、後半有利というのは確かにありました。私、トップバッターだったので…

プレゼンテーション5分、質疑応答5分だったのに、質疑応答の5分制限は後半になるほど緩くなっていきましたしね。つまりプレゼンテーションは3分くらいで済ませてよかったなと…

負けたことのまとめ


リスクを取ってチャレンジすると、得られる成果も大きいものです。反面、自分が想像したような結果は出ないことだってあります。

確かに惨敗でした。
何しろ最終選考の10件中7件が何らかの受賞をする確率の舞台で、何も該当せずの落選、少なくとも8位以下だったわけです…。

私を含めた選外の3件は、いずれもしゃべりに問題がありました。深堀りすると、事業計画を奏上する姿勢にも問題があったと思っています。

気持ちが伝わったか


どこかで計画を出してやるという傲慢がなかっただろうか?

負けが許される環境ではないと考えて乗り込んでいましたから、本当に悔しかったですし、単純にこっぱずかしかったです。

いま悔しいのはいい。本当に大事な場面でなくてよかった。


「練習試合みたいなものだから、いまは負けでいい。本当に大事な場面で失敗しなければいいので。」
翌朝にはここまでは割り切れました。

だけど、負けたという結果、その結果が出たプロセスについてはしっかり分析をしなければならないでしょう。

野村克也は「負けに不思議の負けなし」と説きました。

生きていると、絶対に落とすわけにはいかないっていう重要な局面がたまにあります。

例えば就転職活動や大きなビジネスの交渉の場など、負けが許されない場面です。
その時に実力を発揮するためにも、時折今回のようなチャレンジをする意味があります。
この負けは「今のままだと、お前さん次は負けるぜ?」と有意義な気づきを与えてくれたと思っています。

本番でなくてよかったのです。

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