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企業の「もうけ」を見る!

こんにちは、waseです!

外国語、プログラミング、パソコンスキルなど、価値があるとされるスキルは様々あります。

ただ、先に挙げたようなスキルが大いに注目されている中で、「財務・経理スキル」具体的に言えば「損益計算書や貸借対照表を読み解く力」ですが、これがあまりに影に隠れていると近頃感じています。

この「財務・経理・会計」の知識というのは、すべての働く人々にとって「必須科目」といっても過言ではないものです。

そこで、このnoteを通して「損益計算書」や「貸借対照表」など、いわゆる「簿記」の知識で、「これは最低限押さえておきましょう!!」という内容を何回かに分けて紹介していきたいと思っております。

さらっと確認するだけでもまるで違うと思うので、ぜひ目を通して勉強の足しにでもしていってください!

今回は、「損益計算書」の中の「収益関連」の項目を確認していきましょう!収益とは「入ってくるお金」のことです。入ってくるお金にはどういう種類があるのか、説明していきます!

ちなみに、損益計算書シリーズでは「収益」「費用」「利益」の3つの項目を全3回に分けて、扱っていきます。

簡単にこの3つの項目の関係性を全体像として最初に示しておくと、

「収益-費用=利益」の関係です。「収益」と「利益」は表すものが違うので要注意ですね。

1、損益計算書(P/L)とは

損益計算書とは、一定期間(通常は1事業年度)における、企業の経営成績を表す財務諸表のことです。

経営成績を表しているので、これを見れば、企業が「①どれだけ収益を上げ」「②どれだけ費用がかかっていて」「③最終的にどれだけの利益/損失を生み出しているのか」がわかるものとなっています!

ちなみに、損益計算書は、「Profit(利益)」または「Loss(損失)」を表すことから、「P/L(Profit and Loss Statement)」という略称が使われます。

そして損益計算書の中でも今回扱う「収益」には、「①売上高」「②営業外収益」「③特別利益」の3つがありますので、意味を確認していきましょう!

2、売上高とは

売上高とは、企業の本来の営業活動の成果であり、商品(製品)の販売額やサービスの提供額などが該当します。

正直説明なしでも、感覚で理解しやすい部分かなと思います。

売上高は費用など引かれていない状態ですので、純粋に「いくら売れたか/得られたかの合計額」であることがポイントです。

原価50円のものを100円で販売して売れた場合、売上は100円です。

3、営業外収益とは

企業本来の営業活動以外の活動(主に財務活動)から生じる収益のことです。

例えば、ある企業が銀行に預金をしていた場合、預金金利を受け取れます。それは営業外収益の1つである「受取利息」に分類されます。

他にも、営業外収益の中でも主要な項目を紹介します。

・受取配当金:他社発行の株式などの保有により金銭の分配(インカムゲイン)

・有価証券売却益:保有している株式などを売却して得た利益(キャピタルゲイン)

少し注意が必要なものが「受取地代(不動産賃貸料)」です。これは、不動産業以外で、余剰資産の賃貸による収益を表す項目です。重要なのは営業外収益は「本業以外の活動」であることなので、受取地代が営業外収益になるということは、不動産業以外であるという前提が必要です。

4、特別利益とは

経常的ではなく、臨時・例外的に発生した収益のことです。まさに名前の通り「特別」といった感じですね。

主な特別利益の項目は2つで

・固定資産売却益:所有不動産の売却による利益

・投資有価証券売却益:長期間保有していた有価証券の売却による利益

5、まとめ

今回は「損益計算書」の「収益項目」つまりは「会社に入ってくるお金」はどういうものなのか。ということを扱ってきました。

まとめると「売上高」「営業外収益」「特別利益」の3つでしたね。そしてそれぞれに色んな項目が包含されているといった感じです。

次回は今度は「出ていくお金」である「費用項目」について扱っていきます。ここでは重要な会計の考え方である「減価償却」なども出てくるので要チェックです!

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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