交替 アメーバ 空気

1998年1月6日(火) 
どうも変なので、六時ごろに寝た。
二体の巨大な石像が前のめりにゆっくり倒れ、替わるように一体の巨大な石像がゆっくり起こった。右の手に剣など持って。三体ともかわいげがなかった。
周囲、外の音はよく聞こえていた。
なんだか変な調子だった。周囲の音がよく聞こえてくるのに、わたしの「声」が聞こえないことに気づいた。
とても深く内にこもってしまったのだろうか?
外の様子に気づいてはいた。だけど、ともすると気づいていると「認識するわたし」が消えそうだった。
あれー。
アメーバのようだった。いや、空気のような。
わたしはいるけどいない。
声を出してみた。
耳に自分の声が届いた。安心した。
暗闇で、黄色っぽく白っぽく光るアメーバのようなものになっていた気がする。
わたしは「表面」で、わたしは「中に満ち満ちているもの」だった。外も内も裏も表も一緒くたの何か。
とても変な、めずらしい気分。
起きた。トイレ。
起きたんだから、眠っていたのか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?