#149 自分で選択できること
日本の家族から一通のメールが届きました。
昨年12月に受けた
技術士二次試験口頭試験結果です。
結果は、合格。
筆記試験と口頭試験を無事通過でき、
晴れて技術士合格となりました。
今回は四回目の挑戦でした。
今回無理だったら
少し間をとろうかと
思っていたところ。
内心、ホッとしました。
■
よく四年以上も同じ試験の
勉強を続けられたものです。
「資格の適正がない」と言われたり、
惰性で受け続けているだけと思ったり、
頑張ってるアピールしてるだけかと思ったり、
色々考えたものでした。
■
何でここまで続けられたのか。
一つのエピソードを思い出しました。
入社してしばらく経った時の事。
会社で調べ物をしているときに、
他部署の会社の先輩が話しかけてきました。
先輩「何してんの?」
私「技術士の試験を受けてみようと思って調べてます」
先輩「どの部門受けるの?」
当時から「水道」に興味があり、
資格をとるなら「上下水道部門」と勝手に決めてました。
ところが当時、会社に上下水道部門の技術士資格を
持っている人が近くにおらず、指導を仰げません。
その先輩も技術士資格を持ってるものの他の技術部門。
そんな環境で資格を受けるには不利だったこともあり、
「やめておけ」
と言われるかも、と思いながら恐る恐る、
「上下水道部門です」
と答えると、その先輩は
「水道、面白いよね」
と一言。
かれこれ10年以上も前の事。
その先輩は他界してしまったのですが、
この一言は今でも強烈に覚えています。
■
ここまで続けられた理由を考えてみると、
「自分の興味・関心があるところ」と
「行動・思考し続けるところ」が、
重なるところに居られたからかもしれません。
先輩の一言を今でも覚えているのは、
自分の興味・関心を肯定してもらえた
初めての瞬間であったからであり、
普段の仕事の中で、興味・関心あることを
思考し行動し続けられたからこそ、
何年も勉強を続けられたのだと思います。
■
自分の興味・関心は自分でコントロールできず
勝手に変わっていくもの。
一方、行動・思考し続けるところは、
自分で選択できるもの。
何かを続けて成果を出すには、
自分の興味・関心に合わせて、
自分が選択できる行動・思考を続けるところを
見つけることが大事なのかもしせませんね。
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