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#149 自分で選択できること

日本の家族から一通のメールが届きました。
昨年12月に受けた
技術士二次試験口頭試験結果です。
結果は、合格。
筆記試験と口頭試験を無事通過でき、
晴れて技術士合格となりました。

今回は四回目の挑戦でした。
今回無理だったら
少し間をとろうかと
思っていたところ。
内心、ホッとしました。


よく四年以上も同じ試験の
勉強を続けられたものです。
「資格の適正がない」と言われたり、
惰性で受け続けているだけと思ったり、
頑張ってるアピールしてるだけかと思ったり、
色々考えたものでした。


何でここまで続けられたのか。
一つのエピソードを思い出しました。

入社してしばらく経った時の事。
会社で調べ物をしているときに、
他部署の会社の先輩が話しかけてきました。
先輩「何してんの?」
私「技術士の試験を受けてみようと思って調べてます」
先輩「どの部門受けるの?」

当時から「水道」に興味があり、
資格をとるなら「上下水道部門」と勝手に決めてました。
ところが当時、会社に上下水道部門の技術士資格を
持っている人が近くにおらず、指導を仰げません。
その先輩も技術士資格を持ってるものの他の技術部門。

そんな環境で資格を受けるには不利だったこともあり、
「やめておけ」
と言われるかも、と思いながら恐る恐る、
「上下水道部門です」
と答えると、その先輩は
「水道、面白いよね」
と一言。

かれこれ10年以上も前の事。
その先輩は他界してしまったのですが、
この一言は今でも強烈に覚えています。


ここまで続けられた理由を考えてみると、
「自分の興味・関心があるところ」と
「行動・思考し続けるところ」が、
重なるところに居られたからかもしれません。

先輩の一言を今でも覚えているのは、
自分の興味・関心を肯定してもらえた
初めての瞬間であったからであり、
普段の仕事の中で、興味・関心あることを
思考し行動し続けられたからこそ、
何年も勉強を続けられたのだと思います。


自分の興味・関心は自分でコントロールできず
勝手に変わっていくもの。
一方、行動・思考し続けるところは、
自分で選択できるもの。

何かを続けて成果を出すには、
自分の興味・関心に合わせて、
自分が選択できる行動・思考を続けるところを
見つけることが大事なのかもしせませんね。

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