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アメリカ留学を決めてから渡米するまでの2年間あまり〜

これはかなり前の話・・・
まだインターネットがない時代の話なので
今の人たちにはあまり参考にならぬと思うが、
書いてみる。こういう時代もあったということで。

前にも書いたが
私が就職をしようとした理由は、
ただ単に留学費用を貯めるだけの目的だった。
だから、良くも悪くもどこでもよかった。
でも、少なからず英語を使う仕事で探した。

一番の希望は当時、競争率の高かった「旅行会社」であったが
最終的に決まったのは丸の内にある中小企業の商社であった。
大変地味な会社であったが、借金のない会社だったらしい。

留学情報誌で、調べると、
州立大学は、1年に、授業料+生活費で100万円くらいかかる。
x 4年間=400万円。400万円貯まったら、会社を辞めようとしていた。

当時はバブル時代だったので景気絶好調。
確か、ボーナスも年に3回あった。
給料の殆どは財形をし、残りのうち
3万円家に入れ、あとは、証券会社に貯金をする。
そのおかげで、どんどんお金は溜まっていった。

留学費用を貯めるために、
本当は一人暮らしをしたかったが、
実家にあやかった。その方が出費は月3万円で
あとは貯金に回せると思ったからだ。

確か、2年目は週末家の近くのお惣菜屋さんで
アルバイトもし、
2年と9ヶ月で会社を離職。
その3ヶ月後、ついに、渡米となった!

見よう見まねで調べていくうちに、
当時私はまだアメリカに行くかカナダに行くか
迷っていた。

イギリスは最初から考えていなかった。
なぜなら、イギリス英語がよくわからなかったからだ。

アメリカよりもカナダの方が日本人に馴染みやすい、
カナダ人の方が温和だとか、安全だとか聞いていたし、
アメリカよりもカナダの方が日本人留学生が少ないとも
聞いていたので、最初はカナダの大学へ行こうと
カナダ大使館へ調べに行った。

だが、そのうち分かったことは、
カナダの大学は短大が少なく、寮が少ないことだった。
いきなり4年生の大学へ行くには私の英語力では
ついていけないことは目に見えていたので、
まず短大へ行って、GPAを上げてから
できたら4年生に編入を考えていた。

その理由で、アメリカにした。
アメリカの方が大学の数が圧倒的に多く、
短大もたくさんあった。

さて、じゃあ、52州もあるうち、どこへ行く?
これもまた困った。

雑誌「留学ジャーナル」、地球の歩き方、(株)アルクから出版されている
留学の本、時々、アルクが主催していた留学生のお話を聞きに行ったりもしていたような???
日米教育員会へ出向き、全米の大学が記載されている
分厚い本と睨めっこの日々が始まった。
交通費稼ぎと、勤務中に外勤がてら、昼食抜きで
通っていた。日米教育委員会にはかなりお世話になったなぁ。。。

私の条件:
日本人が少ないところ
生活費があまりかからなく、勉強に集中できるところ
寮があること

この3点が条件であった。
となると、日本人の多い+物価の高い
西海岸(LAとか)&東海岸(NY)方面はまず外した。
そして、語学学校の先生に相談したら
できる限り標準的な英語を話す人がいる州にいくと良いと
アドバイスをいただき
南部は避けた。

となると残るは中西部である。五大湖周辺
イリノイ州、インディアナ州、ウィスコンシン州、
ミネソタ州、アイオワ州、カンザス州、
ミシガン州、オハイオ州あたりである。
冬はかなり寒い。そして、トウモロコシ畑が広がる
本場のアメリカという感じの州である。
遊びに行く場所がないところで勉強に集中できる。

まさに、オズの魔法使い
大草原の小さな家のローラ・インガルス

ここでも中西部訛りの英語はあるのだが、
とりあえず、中西部での短大探しが始まった・・・

続く・・・


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