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水に映すという効果

リフレクション(reflexion)とは、反射やその映像などを指す言葉です。
水に映すと、たとえ汚れた水でも反射によって綺麗に映し出されます。ですので、とても身近な撮影のモチーフ(motif)でもあります。

実際の映像より綺麗に反射するので、幻想的になることもあります。


池に青空と雲が映し出されたもの

蜻蛉《とんぼ》が空を飛んでいるようにも見えますが、池に映ったものです。


緑濃い木々が池に映ったもの

緑濃い木々が主役ではなく、池に映った木の模様が主役です。


池に投影した岩峰

そそり立つ岩峰と紅葉が、鏡のような池に映し出された風のない静寂な朝です。

画面の中央で水面と合わせると、シンメトリー(symmetry)映像となります。私たちは、歪みのない対称の物に対して安定感や美しさ、誠実といったイメージを受けると言われます。奇をてらった撮り方ではなく、素直に被写体と向かった誠実さが鏡として表現されます。
そもそも写真は、写真家の誠実さが投影されたものではないかと想うときがあります。写真家の持っているバランス感覚や絵として捉える奥行きなどではないでしょうか?
写真家を観るとき、一枚の写真だけではなく、集大成された写真集やホームページなどを観ていただくと分かるかもしれません。


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