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Vol.17 ウルトラC

破産はやるだけ損…
そう指摘する医者が口にした次のセリフに驚愕しました

医者「じゃあさ、返済を放置しちゃいなよ」

 (はぁ?)

僕 「そんなことしたら犯罪ですよ!!」
医者「犯罪じゃないよ。だって何もしないんだから笑」
僕 「まぁそうですけど…」
医者「払えないのだから開き直るしかない」
僕 「でも大変な目に遭いますよね…」
医者「それはしてみてからのお楽しみ」
僕 「笑えないですよ…」
医者「じゃあ、私が代わりに借金漬けの会社を貰ってあげるよ」

会社を乗っ取られる…
やっぱりヤ○ザだ…
そんな思いが駆け巡りました

僕 「株を渡せってことですか?」
医者「株はいらない、代表だけ変わってあげる」

この借金コンサルは
借金でゾンビ状態となった会社の代表を引き継ぎ、返済を止め、
債権者からの火の矢の攻撃を受け、
顧客を守ることを生業としているようでした。

月に5〜20社ほどの新規ゾンビを抱え、
この20年間で1000社以上の代表を務めてるとのこと

医者「いわば法人の産廃業者みたいなもんだね」
僕 「そんな仕事あるんですね…」
医者「おそらく会社の代表を務めてる数ならギネス級だな」

 (ブラック過ぎて笑えない…)

僕 「でも東京のお店はどうなるのでしょう?」
医者「君が新会社を作って、東京の資産だけ移動させればいい」

通称「第二会社方式」と呼ばれるこの方法
「会社を移行させる」もので、再生の業界では王道の手法とのこと

【第二会社方式】
・旧会社を第1、新会社を第2とする
・第1の有益な資産のみを第2に移行
・完了後は第1を休眠(ゾンビ化)
・第二会社として新たな経営を行う

かのJ○L再建の際に稲○和夫社長も使ったと言います
(確かにWikiに書いてある…)

眉ツバものの提案ながらも、
そんなことしていいんだと素直に驚きました

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