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幸せなメンヘラ、と言われて

「メンヘラ」という言葉には、偏見やスティグマがあるかもしれない。
そして一般的なイメージや特徴にあてはめると、わたしにもメンヘラの要素はある。
わたしは精神科に通院しているのだが、同じく精神疾患を持つある人と話したときに、わたしの症状や経過や環境などを聞かれたので話したら、「メンヘラの中でも幸せなほう、恵まれてる方なんだと思うよ」と言われた。
その時はなにか嫌味をぶつけられたようで、心に引っかかったが、まあ確かに恵まれてる方だしな、と思った。
「恵まれてる」と言う言葉を誰かに言われるのはとても嫌いだ。
「恵まれてる」から苦しみなんてあるわけなくて人生イージーモードだし、
「恵まれてる」から「恵まれない人」を救わなきゃいけないし、
「恵まれてる」から努力が報われるのであって、私が頑張って出した成果はわたしのものじゃない。
ずいぶんひねくれているけど、いつもこんなことを考えてしまう。

嫌味を自覚して言っている場合もあるが、そうではない場合もあると思う。
わたしが客観的にみて「恵まれてる」からどうこうとかは置いといて、本当に、例えば家庭環境とか先天的な病気とか友人関係とかでハンデやトラウマがある人って、わたしよりももっと病状が重かったり、どうにもならなくて苦しい状況がたくさんあるんだろうなって、最近になって想像できるようになった。

問題は、「恵まれてる」から「恵まれない人」を救わなきゃいけないって考えてしまうこと。勝手に自己暗示をかけて、ボランティアをしたり、困っている人の話を聴いたり、募金活動をしたり、なんで悲しいことばかり起きるんだろうって考えすぎて苦しくなったり、でもわたしができることなんて限られてるから、いっそのこと神様になってみんなを幸せにできればいいのに、って思う。

追記 下書きを半年ぐらい放置してた。今見返しても同じようなことを考える。とりあえず考えるのやめる。やめてもいいって思うことにする。だって苦しいから。苦しむために生まれてきたんじゃないし。読んでくれた人ありがとう、最初から最後まで(私に対して)そうですか勝手にしろって感じだよね笑笑

最後まで読んでくれてありがとう。 るえな

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