コポモリ

空き家の福祉活用を進める建築士チームです。大学での学生との取り組みから始まっています。…

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空き家の福祉活用を進める建築士チームです。大学での学生との取り組みから始まっています。地域レストラン、ケアホテル、シェアハウス、街ギャラリーなど、地域の人や専門家と協働します。みんなで家具を作ったり、街歩きをしたり、ときには北海道の大自然を巡ることも大切な活動です。

最近の記事

10年たったぞ!!槇塚台レストラン #空き家の福祉活用

つながり劇場2012年に国土交通省の支援を受けて始まった槇塚台の地域レストラン。当初は「補助金3年過ぎれば、店じまい」と言われました。いわゆる補助金行政のディスり。その心配をよそに様々なつながりが広がっていきす。10年たった今そのつながり劇場を振り返ります。 1.ビジョンが地域をつなぐ ニュータウンは開発してから40年経ち、近隣商店街に店じまいが目立つ。その中に「美味しく栄養バランスの良い食事が取れるみんなのレストラン」を作りたい。この思いは、地域の中の多くの人の中にある

    • 支笏湖の大パノラマ #バレイアで行くカムイ巡礼

      北海道の繭 北海道を1万kmの高さから見ると、いくつかの大きな湖が浮かび上がります。主なものでは、西から洞爺湖、支笏湖、朱鞠内湖、サロマ湖、能取湖、網走湖、摩周湖、屈斜路湖、阿寒湖が見えます。その中で唯一、まるで繭のような形をしているのが支笏湖です。この形状は、カルデラ湖の大噴火とその後の3度の噴火によって形成されました。風不死岳、恵庭岳、樽前山が一直線上に次々と火山活動を開始し、成長した結果、現在見られる繭の形状の湖になりました。 支笏湖は、その成り立ちから重要な位置に

      • 家を開くリノベ  #空き家の福祉活用

        家を開くリノベーション 住宅地では、プライバシーを守るために生垣や階段で囲まれた家が一般的です。しかし、これが逆に高齢者にとってのバリアとなり、家に入りにくく、外に出ることも難しくしてます。その結果、ひとり生活の高齢者が事故や異常に気付いてもらえない状況が生まれています。こうした閉鎖的な状態を打破し、住みやすさを向上させるために、家を開くリノベーションが重要になっています。 かつての町屋をアイデアを活かす かつての町屋では、通常、自宅で商売が行われていました。自宅での仕

        • 家で商いする #空き家の福祉活用

          「家で商いする」ことの広まり 郊外の住宅地で、空き家を活用して色々な商売をする職住一体住戸が広まっています。美容室や喫茶に加えて、サロン、ギャラリー、料理教室、小物販売、整体・マッサージ。さまざまな商いがあります。郊外の住宅が寝て、食事をする場所だけだったのが、仕事をする場所にもなってきました。家が街に開かれると、人の動きが見え、風景が変わってきます。 たとえば、私たちの郊外住宅地の現地調査(2015年)では戸建て住宅の約3.6%に職住一体住戸がみられました。 コミュニ

        10年たったぞ!!槇塚台レストラン #空き家の福祉活用

          Third Places in Neighborhoods and Our Activities(draft)

          0. A third place where weak ties are created In aging communities, new shared spaces and services are being provided to foster community ties. Instead of using traditional development methods, welfare diversion efforts are underway that ta

          Third Places in Neighborhoods and Our Activities(draft)

          私たちの活動 空き家の福祉活用

          0. 弱いつながりが生まれるサードプレイス高齢化が進んでいる地域では、地域の絆を育むために新たな共有スペースやサービスの試みが始まっています。従来の開発方法ではなく、福祉や地域の生活に配慮した福祉転用の取り組みが進んでいます。ここでは、私たちが関わっている福祉転用の具体的な事例を紹介し、"弱いつながりが生まれるサードプレイス"の視点から、その効果やデザイン、マネジメントについてご紹介します。 1. 急増する空き家は福祉活用のチャンス超高齢化の住宅地には大きな問題があります。

          私たちの活動 空き家の福祉活用