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#54 困ったちゃんだけど、いなかったら絶対に寂しい。【絵本:マリールイズいえでする】

自分で望んだことでも、ちょっとしんどい

幼稚園は冬休み中。1月10日からスタートします。
5歳長女と3歳次女と0歳長男と1日中ずっと一緒にいる生活。
自分で望んだこととはいえ、正直ちょっとしんどいです。

特に3歳の次女が困ったちゃんで、困っています

今日も朝から「ママといっしょにトイレに行きたい~」と言って
トイレに間に合わずおもらしをしたり、

朝ごはんは「卵とウインナーのお顔のパンを食べたい」と言ったり、

お昼ごはんはパスタを作っていたのに「おうどんがいい~」と言ったり、

「絵の具がしたい~」と言って絵の具遊びをしたあとは
「風船をふくらましたい~」と言ったり、

寝る前は両手に抱えられないほどの本を「ママ読んで~」と持ってきたり…

とにかく要求が多い。

可愛い我が子なので、
できる限り子どもの要求に応えてやりたいと思って動いています。

でも、それが朝から晩までとなると、正直しんどくなってきます。

そんな次女が最近大好きな一冊【マリールイズいえでする】

そんな次女が大好きで、最近、毎晩読んでいる絵本。
「マリールイズ いえでする」。

マリールイズいえでする
 マリールイズは、マングースの女の子。「いつもは、よい子です。でも、ある日、わるい子になりました。」いたずらが過ぎて、お母さんに、おしりをぶたれます。虫の居どころの悪かったマリールイズは宣言します。家出して、新しいお母さんを探しに行くわ。お母さんは、そんなに簡単に新しいお母さんは見つからないでしょうよ。それまでお腹がすきますよと、サンドイッチをつくってくれます。
 マリールイズは、知り合いを訪ねては、自分をそのうちの子どもにしてほしいとたのみますが、どこからもお断り。それで、お母さんよりもお父さんを探すほうが簡単だと、方針を転換。そんな矢先、魔法使いのかえるから、今しがた、子どもをほしがっているご婦人が訪ねてきたことを聞くと、その人を追って駆け出します。そう、いなずまよりも早く。

童話館出版 ホームページより


 マリールイズはある日わるいことばかりをしました。
だから、おかあさんは、おしりをぶちました。
すると、マリールイズは「あたし、いえでするの」と言いました。
かあさんは、もう、わたしのこときらいでしょ。
 あたらしいかあさんをさがしにいくわ
」。

 マリールイズは知っている人に「あたしも、おばさんのうちの子にしたくない?うちのかあさん、あたしのこときらいなのよ」と伝えますが、みんなに断られてしまいます。

 でも、最後、おかあさんに再会できました。

最後、おかあさんに再会できたマリールイズ
私が大好きな場面

そんなお話です。 

良い子?悪い子?

マリールイズは、いつもはよい子です。
でも、ある日、わるい子になりました。

今夜、お話のこの場面で、次女にたずねました。

「◯◯ちゃんは良い子?悪い子?」

「良い子!!」と、にっこり答えました。

今日もわがままばっかりだったのにねと、私と長女は思わず笑ってしまいました。

次女が大好きな場面

次女は、お母さんがつくってくれたサンドイッチを
マリールイズが魔法使いのカエルに渡す場面になると、

「どうしてサンドイッチをあげるの??」と
嬉しそうな顔で必ずたずねてきます。

マリールイズがカエルにサンドイッチをあげる
次女が大好きな場面

「カエルさんがね、お母さんのいるところを教えてくれたからだよ」と言うと、
「だからか~」と言います。

私の大好きな場面は

最後のお母さんとマリールイズの会話です。

かあさんも いえでしてきたわ。うちにいても さびしくて。
かわいがったり、せわをやいたりする子が いないんだもの。
さあ、これから、ふたりでどこへいく?どこがいちばんいいかしら

かあさんはいいました。

かあさんが、あたしの、ほんとうにいちばん すきなかあさんよ。
おうちにかえろう。そこがいちばんいいところ

マリールイズはいいました。

そう!そう!そうなんだよね。

困ったちゃんでも、いないと寂しい。
大好きなのよ。
そしてね、いちばんいいところは「自分たちのおうち」。

と、読むたびに、ひどく共感するのです。


大丈夫。
きらいになんてならないよ。
きらいになんてなれないよ。
ずーっとずっと大好きだよ。

イライラはするけど、ね。

頼むから「ほどほど」にしてね。

明日からも楽しくやっていこう、ね。

読んで下さるあなたがいるから、今日もnoteが書けています。 またお時間のあるときに見に来てくださると嬉しいです。