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さようなら

この夏のライブ各種をもってCody・Lee(李)という私の好きなバンドから尾崎リノさんが卒業する。
この文章はCody・Lee(李)がリノさんのいない4人体制になって初めて作成した「さよuなら」を聴きながら書いている。

7月某日、近くのライブハウスまでCody・Lee(李)の音楽を見聞きしに行った。私の1番好きな彼らの曲「キャスパー」はやらなかった。それもそのはず、新しいEPの曲をたくさんやっていた。2時間余りのその時間の中で私はあっという間に彼らのことをもっと好きになったし、キラキラ輝く彼らが眩しかった。

リノさんが卒業すると分かり、可能な範囲のライブのチケットを急いで取った。楽しみにしていたのに私は体調不良で行けなかった。チケットをリセールすることもなく数千円の紙クズが残った。自分の体調管理に対する意識の低さに失望し、普段の心当たりしかない行いに悲嘆した。でも、形に残せてよかったとも思った。

せめて、東京中目黒にある「冷やしネギ蕎麦」でも食べに行こうと思った。Cody・Lee(李)の楽曲「冷やしネギ蕎麦」のMV中でメンバーが美味しくいただいている姿を見て調べた。ファッション誌POPEYEの昨年号にも掲載されていた。
いざ行こうと意気込み店舗に問い合わせたら2日前に期間が終わっていた。9月中旬までやっていると思っていた。こんなことならもっと早く冷やしネギ蕎麦を食べに行っていれば良かった。

当たり前にいると思っていた人は当たり前ではないし、いつかいなくなってしまう。
いつも食べられるものはなく、廃盤になったり作る人がなんらかの理由で作ることができないということがある。
ロックバンドなどというものは、メンバーの入れ替わりを今まで幾度となくしながら自分たちの音楽を表現し続けできたのだと思う。だから、いわゆる古参のファンの方や昔から応援したファンの皆さんからするとこの駄文は何を偉そうにと思われてしまうかもしれない。
だが許して欲しい。私はこれから先も尾崎リノさんのいるCody・Lee(李)の音楽を聴くことができるのだと勝手に思っていた。
尾崎リノさんのいない新しい体制のCody・Lee(李)を聴き続けることに変わりはないし、尾崎リノさんのソロ活動を応援していきたいなとも思っている。そんなふうに思わせてくれた彼らに対して感謝と尊敬が尽きない。これからも皆さんの音楽を楽しみにしています。

最後になりますが、来年の夏は冷やしネギ蕎麦を食べたい。

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