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子育て中の読書


子育てで私が一番意識した事は、もしかしたら、良質な本をたくさん与える、という事に尽きるかもしれない。
本は大事。
読み聞かせの間、子どもは想像の羽を広げて、どこまでも飛んで行きますし、時間も世界も飛び越えて、知性の土壌を作り上げてます。本を読む楽しさを教えられたら、自分で必要な本を摂取するようになりますから、
本の楽しさを伝える事だけは、意識していたと思います。

子どもの絵本でお勧めをよく聞かれるのですが、もう無限にあり過ぎて、一番はとても選べません。あまり説教臭くないものの方が良いと思いますので、何か道徳的に教えようとしてくるものはお勧めしません。
逆に、くだらなくて、とんでもなくて、ほのぼの平和で、ワクワク、ニコニコしてしまうモノなら何でもOKですし、図書館に連れていって子どもに選ばせるのが一番良いと思います。

私がお勧めしたいのは、お母さんも本を読んで欲しいという事です。子育て中は何か社会から切り離されたように、忙しく目まぐるしく、目の前のことに囚われてしまいがちですが、本さえあれば、それも一発で解消されます。なぜなら、鍋を混ぜながらでも、お風呂に浸かりながらでも、立ちっぱなしででも、いつでも手軽に心を整える事が出来ます。

子育て中にまず最初に読んで欲しい本を挙げるなら、
まずこの本です。

この本を読むと、人間を、生命を育てる意識が変わります。命を作り出して、成長させる事の物理的な意味と意義を改めて考えさせられました。
少しネタバレすると、
人間の身体って、食べたモノで作られるんです。当たり前ですか?言葉を変えると、
『食べたモノでしか作られない』んです。

子どもに何を食べさせるか、当たり前ですが、それが育てるという物理的な行為なのです。子どもの身体の爪先から髪の先まで全部食べさせたモノで出来ているのです。なんかすごくないですか?

中高生の頃はもう、量、量、量しか考えていなかった。
お弁当は2時間目で無くなるし、部活の前につまめるおにぎり🍙を別で持たせ、帰宅と同時に腹減った〜ですよ。小さい頃は栄養とか添加物とか気にしていたはずなのに、カサ増しばかり考えてました。今思うと、食べ盛りにこそ、しっかりバランスとか考えたら良かったかなーと少し反省していますが、それでも健康で風邪一つひかない子なので、問題なかったかな、と。あの頃は食べさせる事が最重要だったのかな、と。

食べ物で育てるのです。
食育なんて言葉までありますが、それを実感するためにもこの本はお勧めです。

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