図書館のぽにょ

子育てのモットーは「振り返れば全て笑い話」 ゆるくて笑いあふれるけど芯の通った子育ての…

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子育てのモットーは「振り返れば全て笑い話」 ゆるくて笑いあふれるけど芯の通った子育ての話。

最近の記事

一人前の子ども、とは。

最近、子育てにまつわる事件などが続き、心が晴れなくて、さらに丁度このタイミングで「鬼滅の刃」の妓夫太郎をテレビで見てしまって、なんだか居た堪れない気持ちになりました。 彼はもう、鬼になるべくしてなってしまったというか、他の選択肢のない人生だったのだと思うと、やるせないです。遺伝なのか環境なのか、それを基に弁護されても、鬼である事実はかわるべくもなく、罪も赦されるはずもない。別に彼の情状酌量は思いませんが、しかしこれをどうにかしなければ、オレオレ詐欺で年寄りを騙しても平気な若者

    • 映画があった人生50年

      私が子どもだった50年ほど前、土日の夕方のテレビ番組で何かしらの映画をやっている地方チャンネルがあった。水曜、金曜、日曜の夜にはキー局テレビでロードショーを放映していた。 今で言うB級モノのアニマルパニック、白黒の西部劇、面白さがちょっと分からないコメディやラブロマンス、メイクだけ怖いホラー、そしてもちろんキー局では名作モノの数々。 空想好きで図書館が定位置の私にとって、空想でできた頭の中を映像で見れるなんて、それはそれは夢中になって観ていた。例え意味が分からなくても、何か

      • アウトソーシング子育て(ホラーです)

        誰に育ててもらったと思ってるの。暖かいお布団を用意し、美味しいご飯をお腹いっぱい食べさせるでしょ。育てている親に感謝しなさい。 とまあ、こう言う理論なのでしょうが、そもそも育てていると果たして偉そうに言えるのか、と立ち止まって考えてみましょう。 子どもが上手にチューリップの歌を歌っています。誰に教えてもらったの?「幼稚園の先生」 歯磨き上手だね?「しまじろうのビデオで覚えた」 ひらがな書けるのね「赤ペン先生のドリル」 そして早くから公文に通い、ひたすら先取り算数を計算し、英

        • 子育て中の読書

          子育てで私が一番意識した事は、もしかしたら、良質な本をたくさん与える、という事に尽きるかもしれない。 本は大事。 読み聞かせの間、子どもは想像の羽を広げて、どこまでも飛んで行きますし、時間も世界も飛び越えて、知性の土壌を作り上げてます。本を読む楽しさを教えられたら、自分で必要な本を摂取するようになりますから、 本の楽しさを伝える事だけは、意識していたと思います。 子どもの絵本でお勧めをよく聞かれるのですが、もう無限にあり過ぎて、一番はとても選べません。あまり説教臭くないもの

        一人前の子ども、とは。

          子供とケンカ

          相手が3、4歳児と分かっていても、口が達者になり、 あー言えばこー言う、みたいになってくると、こちらもキィーとなって喧嘩してしまう事、ありませんか? 喧嘩上等!やったら良いと思います。 叱ったり怒ったり親だからと上から押さえつければパワハラ、でも、私だってこうなんだからー、って素直に同じ人間として、対等な気持ちでやるなら、それは良い事だと思います。 分からせよう、教えよう、なんて喧嘩の時にはそんな余裕ないですよね。自分にも譲れない主張がある、相手がどうだって私はこうなんだ

          子どもの嘘

          嘘は発達段階に合わせて適切に対応しなくては、 その後の人間性に大きく影を落とす事があります。 そもそも大前提として、 「嘘をついてはいけない」という価値観をまだ子どもに教えてなければ、知るよしもないという事です。 また、相手を思いやる嘘もあるのに、その善悪をどの様教えていけば良いのでしょうか。悔しいという自分の心に嘘をついて、人の成功を讃える事もある。自分の欲する心に嘘をついて、やらなくてはならない努力をする場合もある。嘘と上手く付き合う術を教えていく必要があります。 まず

          サステナブル努力家

          自分が社長になったつもりで、ミッションとして子育てを運営していけるよう書いてきました。 この辺でもっと簡単な実例集を色々お届けします。 子育てのNGワードって色々ありますよね。ついつい言ってしまう事もあります。でも、気がついていないのと、気をつけているのとでは全く違うので、少し意識するだけで、効果が全然違います。 例えば「〇〇したら、△△してあげる」です。この使い方を間違えると大変な事になります。 まず「100点取ったら」「優勝したら」の様に、〇〇の部分を『結果』にして

          サステナブル努力家

          母はCEO〜実践②〜

          暗記したものを覚えているかどうかテストする。 延々とこれを繰り返していて、学校の成績だけは良いけど、社会で仕事が出来ないって人っていますよね。 何のために勉強するのか。 勉強して得た能力を、社会の役に立つ様に発揮する必要がある訳です。 能力はある、でもイマイチ発揮出来ない。 これを解消する為に、幼児期から繰り返し訓練で身につけておくべきスキルは、 「言語化能力」です。 人間は言語でコミュニケーションをとる生物です。 テレパシーで感じて下さい、言わなくても察して下さい、分かる

          母はCEO〜実践②〜

          母はCEO〜実践①『ちょい足し』と『芋づる』〜

          蓄積データの範囲を広げる。 暗記のコツで人間の記憶は色々な刺激と結びつきを多くすれば忘れにくいし、思い出しやすいって聞いた事ありませんか?スクワットしながら覚えた単語はスクワットしたら思い出すとか。出汁の香りを嗅ぐと母を思い出すとか。 私がお勧めする実践①は『知識のちょい足し』です。 子どもが触れた知識に対して、そこに五感を刺激するものや更なる知識など、何かをちょい足しするのです。 難しい事ではなく、ちょい足しする習慣が子どもにつけば良いのです。 小さい頃、公園で散歩して

          母はCEO〜実践①『ちょい足し』と『芋づる』〜

          母はCEO〜必要な仕掛けとは〜

          子どもが将来社会に出て、多くの人の役に立つ人間になれるよう子育てする、それが「〇〇家株式会社」の最終ゴールとした時に、その結果の最大化を計るための仕掛けについて考えたいと思います。 子どもが児童〜学生と呼ばれる期間約12年が子育て時期の大半を占める訳ですが、もし日本という環境に身を置いていたら、ひたすらインプットばかりの毎日を強いられているかと思います。 漢字を覚え、数式、化学記号、年号、ひたすら何かを暗記暗記暗記、そしてインプットしたものを「どれだけ覚えてますか?」という

          母はCEO〜必要な仕掛けとは〜

          母はCEO〜長期経営計画〜

          周りから子育ての質問をよく受けるのですが、 いつも「どこから?」と思います。 子育ては積み重ね。24時間365日を18年ほど。 そこには、特効薬も10の魔法の言葉もありません。 一進一退、ひたすら積み重ねるしかないのです。 そこで、経営計画が必要になります。 短期、中期、長期、それぞれの計画をしっかり立て、 共に子育てをするパートナーともビジョンを共有して、 その目標に向かって、ブレずにやる事が必要になります。 場当たり的な、その場限りの対応では子どもは混乱してしまう、と

          母はCEO〜長期経営計画〜

          母はCEO〜子ども市場価値を無限大♾️に高める〜

          子どもって突拍子もない事しませんか?仮面ライダーのエンビ人形にバービーの洋服を着せたり、壁に化粧品で落書きしたり。 あ、これうちの子のやらかした事のほんの一部なのですが、特に男の子のやる事って恐らく母親の想像外な事が多い気がします。 小学1年生のある日、下校した長男が玄関で「ママ来て〜」と叫びます。慌てて行くと「見てみて」と嬉しそうな顔で靴を見せるのです。入学したての真新しい運動靴の中に、靴の中にですよ、土がギッシリ敷き詰められていて、それを裸足で履いて、靴下は両手に持って

          母はCEO〜子ども市場価値を無限大♾️に高める〜

          母はCEO〜市場流動性〜

          子育ての期間を18年間と考え、様々な集団と関わりながらも、安心安全に過ごしたい、将来子どもが大きくなって自身の足で歩いていく為に、生き抜く知恵を身に付けさせたい。野生の動物でも、狩りの方法や敵から身を守る方法も教えるのですから、子どもにとっては座学の勉強より生き抜く力を教える方が重要かもしれません。 前回、自分たちの置かれている位置をしっかり市場分析していく必要性を書きました。ではそこで、どの様に振る舞うべきなのか、考えてみましょう。 実はこれほど難易度も重要性も高い事も

          母はCEO〜市場流動性〜

          母はCEO〜マーケティングリサーチ〜

          日本人の気質として、とにかく「当たり障りのない」事を好む傾向にあります。「皆んなと一緒」の状態だと安心感があるのでしょう。ここから大きく外れると、人でも物でも、バズったり炎上したり、それ以外はみんな普通。何がバズるか各企業は躍起になってリサーチしていますが、ここがなかなか読めないが、当たれば一気に形勢が傾き、結果は顕著にでる、それが日本です。 ここで1つ、自分の育児方針をどうしたいか、ある例を出してみますので考えてみて下さい。 子どもたちがまだ小さかった頃、いわゆるニュー

          母はCEO〜マーケティングリサーチ〜

          母はCEOその2〜ブランド力UP〜

          その1では、自分の子どものブランディング戦略、良い子良い親のレッテルを貼られてしまえば、協力者が増えて、格段に社会生活がしやすくなる、と書きました。 そのためには『子どもの前で人の悪口的なものは絶対に言わない事』が第一条件と書きましたが、同時に『子どもの悪口的なものも絶対に言わない』事も必要です。 日本人ってどうして人前で謙遜してしまうのでしょうか?しかも別に謙遜しなくてもいい相手やタイミングでも、必ず下げて言う方が多い。それ必要でしょうか? サッカー上手いのね、と言われ

          母はCEOその2〜ブランド力UP〜

          母はCEOその1〜ブランディング戦略〜

          最初から子育ては一人で完結できない、助けてもらうのも必要事項だと思っていたら、どう変わるでしょうか。 もしかしたら何かで助けてもらう事があるかもしれないからと、普段から周りの人と良い関係を築いておこうとしませんか? 私は、子どもの前では、あの人は嫌いとかこの人は良くないとか、そういう悪口的なものを口にしたことはありません。皆さんも気を付けているでしょうが、例えば、テレビを観ていても「この人好きじゃない」と言うとか、近所の人に挨拶もしないとか、その行動もNGです。 人を嫌っ

          母はCEOその1〜ブランディング戦略〜