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私が渡したいもの

OVER THE SUN が好きだ。
ジェーン・スーさんのことばが好きだ。
堀井美香さんのテキトーさが好きだ。

いや、他にも好きなところはある。
ありすぎて語り尽くせないのだ。

OVER THE SUN の中でも好きなエピソードは文字起こしをしていて、読み返したり聞き返したりしている。
おばさんから学ぶことは本当に多くあるのだ。
おばさん最高!
いつか私もこんな風になってダラダラ友人と語り合っているのだろうか。

たくさんの好きなエピソードの中でも、仕事をしていく上でこんな上司になりたいと思ったものを残しておこう。
春だし。


人にじゃんじゃん渡せるものにはいくつか種類があるけど、じゃんじゃん人に渡しても自分が減らないものを渡さなきゃだめなんですよ。
お金とか渡したら渡した分だけ減るじゃん。だけど技術とかこういうやり方なんだよとか、相手を褒めるとか。
じゃんじゃんじゃんじゃん自分から渡しても、一切自分が減らないものを人に渡していかないといけなくて。
なぜかっていうとそれは、その人が糧になったら
その人から誰も奪えないんですよ。
つまり、こっちが渡してもこっちが減らないものって相手に渡した時に誰からも奪えないものを渡せるんですよ。

とにかく自分が渡しても減らないものを渡そう。
なぜならそれは誰にも奪われないものを渡せるって
ことだから。

さ、ズル休みの仕方とかを人に教えてやるかね。

OVER THE SUN
Ep.125 それこそ愛すべき、我が丁寧な暮らし。

私は昨年度、後輩のOJTとして指導をした。初めてのことだからと何冊か本を読んだり、先輩に相談したりと出来うる準備をして挑んだのだ。
わかってはいたが、いざ教えるとなると予習なんてものは役に立たない。「こういう子にはこんなふうに教えるとよい」というのは、「こういう子」がわかっている上での話だ。採用試験の適正試験だったりで性格がわかってるんだから、それを教えてくれと切実に思う。MBTIなんてもう古いかもしれないが。

私が4年の経験で得た全てをこの子に教えてあげたいと、教えてもらった全てを渡したいと思って。
あれこれお互いに重ねられた1年であり、彼女は言わずもがな素晴らしく成長したし、持ち前の明るさと向上心がより一層輝くようになった。

私が何を渡せたか正直わからない。何も渡せていなかったかもしれないし、逆に貰っていたかもしれない。
独り立ちした彼女に渡せるものは、手の抜き方とかズル休みの仕方とかそんなものしかないかな。それでも私みたいになりたいと彼女が言うから、私だってしゃんと立っていないといけないのだ。

「1年お疲れさまってことで、2人でご飯でも行こうか」
「行きたいです!すごく嬉しいです」

最後の面談にて、私から誘うのは最初で最後と思って1年間を締めた。今までプライベートな話も業務中の雑談も意図的に控えていたが、そろそろ仕事以外の渡せるものも渡してみようかね。

そしていつかジェーン・スーさんにと思っていたら、密かに応募していた講演会に行けることになった。
すごく嬉しい、すごく!
お昼休みに休憩室で中ぐらいのガッツポーズをしたぐらい!

そしてそして、もっと大事にしていかなきゃいけないものがある。

“OGORI&MINOU”

OVER THE SUN リスナーならわかるわかる。

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