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下北沢のバンドマン

人生かけて何かをする。そんな生き方にずっと憧れていました。
例えば、バンドマン、スポーツ選手、経営者などなど、、、
周りを見渡せば、思い当たる人が意外といる。
私にはそんな人たちが、「これが私の人生だ」と心の底から叫んでいるように見えて、そんな生き方がうらやましかった。

私は、昔から音楽、中でも邦ロックが特に好きで、幅広く色んなバンドを聴いてきた。

そんな私は、見聞を広めると題し、大学卒業を目前にした2月に一人で東京を歩き回った。
特に目的は無かったのだが、バンドマンの聖地である下北沢に行くことにした。どんな街でどんな文化の中でバンドマンたちは魂を燃やしているのか?そんなところを自分の目で実際に見てみたかったのだ!

下記、少し長い旅行日記が含まれているので、
飛ばし飛ばし読んで頂けると幸いです。

憧れの下北沢へ!

まずは、駅の近くやその辺を気の向くままにふらふらと散策。

大好きなマイへアの「真赤」を繰り返し聴きながら、、、
夕立の止んだ街が近づけた ただ陽が落ちた下北は地下のライブハウス~♪
この街を歩きながら、椎木さんは何を想い何を考えてたんだろうと妄想しながら、街を練り歩きました。

そんなこんなで、下北沢で私が一番行きたかった場所、
下北沢SHELTERに到着。
うん、この看板マイヘアのインスタで見たやつ、ぼっちざろっくで見たやつ!「生で見れた」と興奮気味。
ただ、見るだけでは満足できない、実際に体験してみないと気が済まない私は、夜のライブハウスに潜入してみてみることにしました。
全然知らないアーティストでしたが、とりあえず行ってみることに。

夜の下北沢SHELTERへ

夜まで適当に時間をつぶしながら、ライブの当日券があるか不安なので、
開場1時間程前にSHELTER入口で待機。
まだまだ人がくる気配が一向にないし、雨降りだすしで、挙動不審にSHELTER前を行ったり来たり。
ライブハウスに来ること自体が初めてだったので、当日券の買い方も分からないし、「みんな来るの遅くない?」ってソワソワざわざわ。陰キャ炸裂です(笑)

そんなこんなで15分前くらいになってようやく一人目のライブ目的の人が並び始めました。
様子を見ながら、優しそうな女性がいたので、とりあえずその人の後ろに並んでみました。

すると、目が合ったので、ニコニコヘラヘラしてると、
ありがたいことに、相手が話しかけてくれました!買い方とか今日のアーティストの事とか、色々教えてくれました。感謝です。

ライブハウスはぼっちざろっくで見た通りの内装で、椎木さんがここで歌ってたんだ、特別な場所だったんだと想像して、興奮が止まらない私。

4つのバンドが参加していて、全然知らない音楽なんだけど、
バンドマンの表情、汗、声、楽器を弾く手、バンドの奏でる音、目で見て楽しんで、耳で聴いて、音に乗って、頭振って、
「音を浴びるってこういうことだ」「音を楽しむってこういうことだ」と実感できた時間でした。

バンド間の転換で、さっきの女性がバンド豆知識を教えてくれる、
そんな時間も楽しくていとおしくて、全てが忘れられない体験でした。

その日のバンドライブはマイナーなインディーズバンドらしかったです。

そして、次の日横浜でどちらかと言うとマイナーだけどメジャーデビューしている私の推しバンドの横浜ライブに行きました。

二つのライブを見て感じたこと

そして自然と昨日のライブと比べながら、見ていました。
そして感じたこと「目が違う」ということ。
昨日のバンドは共通して「目がバキバキにキマっていた」のです。
もちろん、私の推しバンドだって絶対に命がけで音楽をしています。
だけど、バイトを掛け持ちしながらライブしているあのバンドとメジャーデビューしているあのバンドじゃ、現状で背負ってるものはもちろん違うよな。と考えてしまいました。

何年までとか何歳までとか、決めてバンド活動をしているのか分からないが、人生をかけて必死に自分の想いをぶつける姿勢、そんな音楽に私は心打たれたし、同時にそんな風に人生をかけて成し遂げたいものに出会えているということがかっこいいな、羨ましいなとつくづく感じました。

泥くさくっても、自分の好きを貫いて生きている人でいたい。
そんな生き方がしたいと素直に思わせてくれた経験でした。

必死で生きたい人、ぜひライブハウスに行ってみてください!
人生を変える何かに気付かせてもらえるかも。



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