見出し画像

面倒なところに、面白いがいっぱいある!所ジョージ


これは、所ジョージの言葉。所は、人の良さが顔からにじみ出ている芸能人。多分いつも陽気なところが好かれているんだろう。BSのテレビ番組では、そんな所が、どうしていつも笑顔なのかを知ることのできる企画に溢れている。

ある意味、人間は生きていること自体がめんどくさい。やらなきゃいけないことがあり過ぎる。だから、面倒なことを敬遠するわけだ。ところが、今自分が楽しんでやっている事は、そんな面倒なことから生まれたものばかりと言ってよい。

パソコンのタイピング、皆さんは得意だろうか?私はどうしようか悩んだが、解決方法をテレビでやっており、早速取り掛かることに…。やり方は、①左手の人差し指をF、右手の人差し指をJのうえに置く ②キーボードは絶対に見ない ③それぞれの指の担当を示した配列表を見て、後はひたすら文字を入力する。
これを1日30分行うだけ。大体2週間から3週間でマスターできるという。
かなり面倒くさかったがやってみた。確かに言われた通り、2週間後には頭にはいった。(ちなみにローマ字入力)
パソコンで文字を入力するのが面白くなり、結構その後ブログを書いた記憶がある。

小学4年生の時の嫌な思い出。
学校の演奏会のとき、私はまるで楽器ができない3名の中に入っていた。演奏会を見にきた母。相当なご不満だったようで、すぐオルガンを買い与えられる。そして、どこから見つけ出したのか?オルガンの家庭教師もつけられた。毎日、最低でも1時間の練習を命ぜられる。当時、教材は悪名高きバイエル。これ、全く面白くない曲ばかりの楽譜。とにかく毎日が苦痛だった。しかし、歳を重ねてみると、これでピアノが今弾けるのだ。好きな曲をピアノで弾く。これは面白いし楽しい。だから、今趣味のひとつとなっている。

十数年まえ、太極拳を始めた。当時、古武術に興味があり、どこかで学べるところはないか探す毎日。市の広報誌に、太極拳の生徒募集の記事があった。早速受講の申し込み。行ってみると、古武術の要素がふんだんに入っている太極拳。いわゆる中国で老人が集まってやっているものとは全く違う。どう相手の動きを制するか!その技を学ぶものだった。空手の型に相当するのが套路(touro)。なんと83ある型の順番を覚えなくてはいけない。しかも、それぞれに中国の名称がつけられている。この日から毎日、順番を書いたものを車中や各部屋に置いて暗記した。やってみると面白くなり、今でも続けている。

いま日課として、ヨガや気功、ストレッチを日光の日差しを浴びながらやっている。面倒と言えばその通り。しかし、ここにこそ面白いがある。人生、何もやらなくなったらつまらないだろう。
今、所さんの言葉の意味は大きいとしみじみ思っている次第だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?