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死闘of死闘のファイナルGAME1

5/27(土)、遂に運命の日を迎えました。
22‐23シーズンのBリーグファイナル!(^^)!
相手は今シーズンにリーグ最多連勝記録及び最高勝率を記録した最強各のチーム”千葉ジェッツ”。相手にとって不足無し✊

まさに気力がモノをいう死闘となったGAME1を振り返っていきます😊


◇試合結果


●GAME1 千葉ジェッツ93ー琉球96 WIN


◇ファイナル史上初WOTまでもつれた死闘

1Qから千葉に8-0のランを許してしまったキングスは、自分たちのプライドであるDFで圧倒します。

千葉はリーグトップクラスの3Pを多投してくるチーム。
特にトランジションから多少のマークがいてもなおプルアップスリーを放ち、高確率で沈めてきます(^^;)
キングスはそのスリーを徹底して打たせない驚愕のDFを披露(笑)

間合いを詰めて打てるスペースを消しつつ、スクリーンを活用して振り切ろうとする時には徹底して追いかけ回し、3Pのアテンプトを与えません。
また、千葉が切り替えてペイントアタックをするなら中を締めてミドルを打たせたりと、まさに理想通りのDF
リーグ最高峰のシュート力を持つ千葉をほぼマンツーと素早いヘルプDFにより守り切れるチームはキングスしかいないのではないでしょうか(笑)

”普段通り”DFからリズムを作ったキングスは、千葉のパスミスから小野Dのスティールによるワンマン速攻からの得点をかわぎりに、松脇・岸本の3P、OFリバウンドからダーラム・クーリーの得点により怒涛の”17”点ラン。

1クォーター終了間際にはダーラムのフリースローが外れてしまうも、ダンカンがリバウンドし即放ったシュートがリングに吸い込まれ、27-15のリードという最高の入りで終えました✨

2Qはお互いに激しいDFで得点が停滞、キングスに至ってはファールトラブルに悩まされますが、個人的にここでも3Pを抑えていたのが後半に効いていたと考えます(^ω^)
前半は41-36の5点リードで折り返しとなります。

3Qは入りから千葉の連続得点を許しリードを奪われますが、牧の深い位置から放たれた3Pが決まり、そこからキングスも岸本のフリースローとダーラムの連続得点で追いかけます。
しかし、ここで不運にもクーリーが3度目のファール、代わりに投入したダンカンも3度目のファールとなりピンチが訪れます(^^;)

ですがこの危機を救ったのが次世代スター候補の”渡邊ヒュー”!
ファイナルという大舞台でフリッピンとのコンビネーションからアリウープダンクを成功!🔥

ツーブロも様になっててカッコイイイイ!👍
DFとリバウンドでも貢献し、わずか3分の出場ながらも存在感を魅せます✨3Qは56-54でリードを取り返しました!

4Qは入りからダーラムの得点と今村のクリエイトから牧の3Pを演出👌
しかしながら富樫も3Pを決め返し、一進一退の攻防が続きます。

ダンカンの2P、松脇の3本目の3Pで加点したら、今村の力強いドライブでエンドワンを獲得🔥
さらに激しいDFで守り抜いたキングスは、ダーラムがムーニー相手に1on1を仕掛け、技ありのフックシュートから3点差をつけます(*^^*)

後半残り10秒、千葉のスリーは絶対死守で逃げ切りたい場面、桶さんはヒューを投入しダンカンとダーラムを加えたスリービッグ起用でDFのイニシアチブを獲得する作戦に出ます!
正直いい判断でしたねぇ👏
クーリーは4Q途中にファールアウトしていたので、リバウンドを取るにしても的確な選手起用です。

しか~し千葉がこんなとこで終わるわけがありませんよね(;^ω^)
ヒューのDFチェックの上から”ヴィック・ロー”に3Pを沈められ、ファイナル史上初となるOTに突入します(笑)
まあもう少しチェックが早ければという感じでしょうが、ヒューの素早いジャンプ力を踏まえたら悪くないチェックだったと思いますよ( ̄▽ ̄)
決めたローがヤバすぎる(笑)

オーバータイムでは”負けナシ”と言えるほどに強いキングスに期待がかかるOT1では、ファールの獲得によるフリースローで得点を重ねますが、ラストポゼッションでキングスの攻撃であるものの今村がシュートに行けず岸本へパスを出したところでカットされ、ターンオーバーとなってしまい82-82の同点でダブルOTに突入(笑)

OT2ではゲームの前半からインサイドで無敵状態と化していたダーラムの得点とリバウンドを中心にオフェンスを組み立て、遂に今村が本領発揮となる3Pを決めて流れを呼び込みます👌
そこから今村が安定したフローターショットを2本沈めつつ、岸本やダンカンらがフリースローを確実に決めていき、最後はリードを守り切る形で96-93により見事勝利を収めました(^^)v

DFの強度を落とさず駆け抜けた”我慢の勝利”といったところでしょうか。
アップテンポに大量得点を重ねる相手に自分たちの”普段通り”を発揮した試合展開だったと感じます(笑)


◇気になった選手をピックアップ


●シンデレラボーイたちの活躍

前回のnoteで”シンデレラボーイ候補”として挙げた小野DとMAT(まちょ)がファイナルの舞台で躍動してくれました(^ω^)

小野DはDFで富樫を追いかけ回し、1Qのビハインド時には相手のパスをスティールしてそのままワンマン速攻🔥
得点は速攻の2点だけでしたが、その後のDFでファールを使いながら簡単に得点を許さない活躍を魅せました✨
GAME2は今回以上の強烈DFで富樫や西村の足をヒ~ヒ~いわしたれ('Д')

MAT(まちょ)は1Q途中から投入し、インサイドからのキックアウトを落ち着いて沈めます👌
そこからさらに2本目も沈め、点差を離すファインプレーを続けます(笑)
極めつけは攻防が続く4Qでフリーの状態からパスを貰い、飛び込んできたDFにワンフェイクを入れた上でしっかり3Pを沈めたプレーがかなり大きかった!(^^)!

SFからシュートタッチが戻り、そこに落ち着きも加わったため安心してフィニッシュを任される状態にあると思います✨
彼のスリーがあることでインサイドのスペースを広げる要因となっており、今日のようにダーラムが暴れやすい環境を生み出せている(*'▽')
ちなみに+/-はダーラムに次ぐ13を記録しており、圧倒的なセカンドユニットの強さの一役を担っていました✌
外国籍に当たり負けしないフィジカルも有しているのでこれから代表候補にも入って欲しいですね~


●頼りになりすぎるJD

今日は得点面だけでなくリバウンドでも13個を獲得する献身的な活躍でチームを常に助け続けました( ;∀;)
特にリバウンドの取り方に相手に絶対渡さない気迫を感じました。
また、ショートコーナーにおけるフックシュートやフローターの安定感が抜群で、得点をつなぎ続ける役割を見事にこなしました!
最終的に4ファールを迎えながらもクーリーに変わってインサイドを守り続けたことはもっと称賛されるべき!
これまでのシーズン中でもクーリーが1試合通して出場できない時があり、そんな中での立ち回りの経験が大舞台で生かされていることを強く感じました(^^ゞ

●もう彼がベストシックスマン賞でよくない❓

WOT含めチーム最長プレータイム38分を戦い抜いたハルクこと”アレンダーラム”
スタッツは驚異の26P、14Rのダブルダブルでモンスター級のパフォーマンスを発揮しました(笑)
※+/-はチームトップの14

ゲーム開始当初は千葉の謎の外国籍HARAのフィジカルでいつものポストアップを簡単に決めさせて貰えませんでしたが、体格の良さだけでなくスピードがあるといった点でHARAのファールを誘うことに成功。
結局マッチアップがローやスミスといったプレイヤーに変わってきたことで、本来のポストアップからの得点やリバウンドをガシガシむしり取りました。

2Qの終盤、ボールコントロールをする牧にピックを仕掛け、牧がクーリーへパスを入れた瞬間ムーニーがクーリーに寄ってきたので空いたスペースへバックカットしエンドワン。
このワンプレーでは牧が落ち着いてクーリーへパスを通したことが注目されますが、ダーラムの上手く腰を当てたスクリーンもお見事だったと言えます。

そしてこの日ダーラム最高のオフェンスが4Q1分を切ったところで繰り出したムーニーとの1on1🔥
サイズとしては10㎝近い差もあり、クーリーとリバウンド王争いをしていた程にインサイドの守りも固いプレイヤーですが、ピボットを上手く使って2回のターンで振り切りねじ込んだシュートは鳥肌モノ(;´∀`)

シンプルなテクニックではありますが、ダーラム本人の持つ間合いやキレがよく溢れ出たプレーでしたね。
マジで積み重ねてきたスキルが違う(笑)

何よりもOTでなおひたすらにインサイドへ攻め続けられるタフネスは異常ですよ(笑)
千葉のインサイド陣ですら明らかに攻めきれていない中だったので、より際立って見えました(^ω^)

今シーズンのベストシックスマン賞、スミスかダーラムかみたいなとこありますが、昨日の試合でハッキリしたでしょ(^ω^)

Bリーグさんわかるよね~❓(某協会会長)


●ヴィック・ローまじなんなん?

4Qラストポゼッションまで3P1本に抑えてたのに、ヒューが飛び込んできたのにその上から決めちゃうのなんなん(^ω^)

簡単には終わらないだろう思ってましたが、2点ではなく3Pをチョイスし、あの場面タフショットでも決めれるスキルおかしいっす(笑)

確かにヒューのチェックがやや遅いことは否めないですが、それでもサイズと腕のリーチを考えたら多少のプレッシャーは掛けれてたはず(゜-゜)

正直クラッチ力のえげつなさはスミスと同レベルにあると思いますし、今シーズンの躍進に一役を買っている存在。

少し古い例えかもしれませんが、同点がかかる場面であのシュートをねじ込むプレーはNBAにおけるペイサーズ時代の”ポール・ジョージ”を彷彿とさせる勝負強さだったと感じます(;´∀`)

GAME2でも引き続き3Pのアテンプトは増やさせないよう守りたいですが、ボールを持たれたら多少なりとも「外せ~」と念を込めて観戦したいと思います(笑)


◇”日本一”の応援

それもちろん”南国ブースター”の皆さんに決まってます( ;∀;)
遠い横浜の地にチケット争奪戦を勝ち取り飛行機で向かった方、本土在住の方といった多くの皆さんが熱いブーストしたことでキングスメンバーとともに勝利を手繰り寄せたことに変わりないです✨

また、Twitterでもチラホラ見かけましたが、他ブースターの方もキングスの応援に駆けつけていただいたとのことで、感謝しかありません😭

画面でもしっかり沖アリかな❓と思う程に響き渡る「GO!!GO!!Kings!!」の声援に胸を打たれました🔥
(正直相手の声援すら飲み込んでましたよ…)

沖縄から観戦している私が言うのもなんですが、多くてあと2試合、熱い声援を選手に届けて横アリを”沖アリ”に塗り替えましょう👍

ちなみ私の弟が現地在住のため、会場で応援に参戦しておりました(笑)
動画に収めてくれていたので、キングス側の熱気をお届けします😊


◇GAME2展望

キングスは徹底して千葉のリズムに乗せないよう3Pのアテンプトを減らすDFを成功させました😊
GAME2ではよりオフボールで動きまわり、キャッチ&シュートのテンポを上げてくる可能性は高いかな~と感じております。
(QF名古屋DのGAME2と似たような感じ)

より昨日の対戦以上にキングスもハードに追いかけ回すい必要があると思いますし、リバウンドにおいても強度を上げてくるでしょう。
ですがその点は再度”普段通り”やれば大丈夫です(笑)
リバウンドに関しは10本の差をつけていますので負けませんよ~!

問題はフリースロー(笑)

●千葉29/35(82.9%)
に対して
●琉球21/34【61.8%】

今シーズンずっと課題となっている部分ですね。
でも個人的にですが、ダーラムやクーリーらはインサイドでバチバチに体を当てて少なくともそのダメージや反動があり、すぐに切り替えて落ち着きが求められるフリースローはタッチの狂いが出ちゃうとは思うんですよね((+_+))
バスケを実際にプレーしたらわかるのですが、リバウンド頑張ってファール貰えた後のフリースローって地味にキツイ(;'∀')
プロである以上決めて欲しいところですが、あまり強く言えないかなあ(笑)

しかし、スコアラーである今村が4/8(50%)の確率に落ちていたのはいただけないかな~(>_<)
特に彼には全て沈め切って欲しいだけに、OT2に戻ってきたタッチの良さのままGAME2に入って欲しいところ。

そしてクーリーのところでファールを重ねる戦術も徹底して来る可能性が高いため、ウィング陣やベンチのマネジメントもより問われてくるでしょう。

◇まとめ


「One more,One more」


-fin-


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