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いざ手術へ

手術の前に腫瘍の周りに重要な血管が走っていないか検査をすることに。検査自体に痛みはなく、ただ、検査後しばらく体を動かせないため腰が辛くなると思うと看護師さんより話が。そんなもんかと軽い気持ちで検査室へ。

一言。アンギオ検査痛くないって言ったじゃん!
激痛でしたけども。
身体が痙攣するくらい痛かったけども。
頭に電流が走るような痛みがその都度走り、「ここにいるからね!大丈夫よ!」と声をかけ肩をさすってくれた検査技師の方に涙が出そうになりました。

幸い腫瘍の周りに大事な血管は通っていないようで。
脳の優位半球も多分に漏れず左側だろうと判断され。
気がついていないだけで、高い確率で既に視野が欠損していると思うと言われたにも関わらず、事前の視野検査では「近視」ですね、と言われるに留まり。


いざ手術日。

麻酔にむせこみながら意識を手放し、気がついた時には右側頭部に激痛が。
手術は5時間ほどで無事終了したとのこと。
脳腫瘍の摘出手術では10時間を超えるケースを目にすることも多く、私の手術はかなりのイージーケースだった模様。

腫瘍は全摘。
病理検査にまわされ、検査結果を2週間、病室で待ち続けた。

ICUにいたのは1日だけで、その後すぐに一般病棟へ。

手術後最初の夕飯はエビフライでした。

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