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梅雨時に熱いと感じるもの

梅雨時はどうしても重い感じがずっと付きまとっている感覚がして
全てを投げ捨てて雨をずっと浴びていたいと思ってしまう。

もういいよ、お前のことは受け入れるからさ、全部出しきっちまえよ
と梅雨前線に言いたくなる。

それくらいに長くそこにいられると困るんだよな。
でも毎年確定で来るのが分かっている。
何年たっても変な時期だなと思うし、ずっと思い続けることでしょう。

でもこういう雨が降ると確定している時期だからこそ
格別に貴重だなと思うものがある。それは人の胡散臭いくらいの熱さです。

雨の日ってだけでも実際に体調を崩したり、気分がすぐれない、低気圧で調子が悪いとか、そういう物理的じゃない空気の重さを感じるのに、、、

梅雨という雨の長い時期は想像しなくともわかるくらいの空気の重さの継続で自然じゃなくて人に参るんじゃねーかと毎度思う。

そんな中でも熱さのようなものを見ることがある。

具体的には、土砂降りの雨で冷え切った空気の中、ランニングをしている人。はたまた子どもの送り迎えのためや買い出しのためにカッパ姿で自転車をこぐ人。そして雨に濡れぬように全速力で走る人。グラウンドで泥んこまみれになりながら練習する運動部の学生の子たち。

など、挙げればキリがないが、その姿には何か熱さを感じてしまう。
自然的にも、環境的にも、いろんな要因で重苦しい雰囲気の中を
その人たちの何らかの思いがそれを払いのけて神々しくまで目に映ってくる。

梅雨時の重苦しい雰囲気って伝染しやすいものだし、そう簡単に払いのけるものでもないからこその、その熱さ感じる姿が街の中で見ることができた時は本当に心躍るものだ。

梅雨時はこういう光景がたまに見れるっていうので
今のところ大嫌いにはならずに生活できている。

そんなこんなを書きながら、自分は物理的に熱さを体感して内から熱さを放出できるようにサウナなり温泉に行こうと思う。

もしここまで読んでくださった方いたら感謝感激です

それではまたどこかでお会いしましょう。

またねっ!


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