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「口喧嘩を書く」経験を経たので覚書的なメモ

 よくきたな🍑

 今日の日報はこれの続きです。

 口喧嘩。今日更新した「鳥小屋ていたらく」でも触れましたが、たくさんの方からアドバイスや応援をいただきました。そして勇気を、元気を、エネルギィを。本当にありがとうございました。無事に書きあがりました。

 この記事ではあの後考えたことについて少しまとめておこうと思います。主に自分のために。

喧嘩自体はワンノブゼム。ブチ切れゲージの変化を書くのが肝要

◆ブチ切れゲージの軌跡を書く

 筆が止まった原因そのいち。アマガサ4-6は、口喧嘩そのものを書くだけでは不十分だったのに、口喧嘩そのもののことしか考えていなかった

 本当は、そこに至るまでの感情ボルテージの高まり、緊張感、そして爆発、そういうところを書くシーンであり、口喧嘩そのものは全体のうちの一要素だったんですよね。

 武道の立ち合いで考えると、口喧嘩本体の喧々諤々する部分は攻撃の打ち合いの部分です。実際はその前に、「互いに試合場に立ち、構え、隙を見つけ、仕掛ける」というプロセスが入ります。そのプロセスこそが怒りのボルテージが上がっていく部分であり、そしてここが喧嘩というものをエンタメたらしめる要素のひとつなのだと感じました。

 先日の「僕はたぶん喧嘩を議論として認識してしまうので、口喧嘩というものが苦手だ」を書いた時点ではそこまで思い至っていなくて、ひたすら「こいつらの口喧嘩ってどんなんなるんやろ……」っていう事ばかり考えており、そこが筆が止まってしまいました。

 というかこれ今思えば、普通にアクションを書くときは無意識にやってることだったんですよね。口喧嘩・口論となった瞬間にそこらへんがすぽーんと抜けてしまった。反省。

◆温度差と時間差

 筆が止まった理由そのに。

 先日の記事の時点での僕の認識は、「双方ともキレるから口喧嘩になる」というものでしたが、それが少し間違っていたようです。双方がキレるまでには時間差があり、温度差があるんですよね。

 人が喧嘩した話とか、自分の過去の経験とかを考えると、「なんかわからんけど向こうがいきなりキレてきて口論になった」みたいなことが結構あります。これは、こちらが気付かぬうちに相手の不快なことを言っていたパターンで、人によっては「地雷を踏んだ」とか言うそうです。

 地雷を踏まれたほうが先にキレて、その結果としてもう片方の声も大きくなり、先にキレた人の怒りに引きずられるようにしてもう片方のボルテージが上がっていく。そういうプロセスを経て、最終的に「双方がキレた状態」ができあがる。

◆まとめ

 上述の「軌跡を書く」と「温度差・時間差」を合わせるとこういうイメージでしょうか。僕はこれまでオレンジ色の「双方が言葉で殴り合う」部分しか考えていなかったんですが、実際はもっと時間軸の早いところから書かなきゃならなかった。この辺りに気付くのに時間がかかり、んごごごごと悩む羽目になっていたわけですね……。

喧嘩を喧嘩たらしめるには

 さて、オレンジ色の部分をやる上でも色々と気付きがありました。

前回記事より抜粋)
 喧嘩ってのはお互いの要望を突き通すために発生するんですよね。

 例えば子供が「このおもちゃほしい」って駄々捏ねる一方で親が「うるせぇ帰るぞオラァッ」ってなるのは、子供は「ほしい」という要望を、親は「金がない、置く場所がない、時間もない、周りの迷惑、だから諦めてほしい」という要望をぶつけあっている。

 そうおもうと(まぁ玩具がほしいって駄々はさておき)基本的にはお互いに事情があってその要求を通さなきゃいけないという使命があるんですよね。喧嘩をするということはそれなりの要求(欲求?)があるはず。

 僕の中だと「両者の要望がぶつかり合えば喧嘩」みたいな認識で、この抜粋した1行目で思考が止まっていたんですけど、実際理詰めで喧嘩を書く場合は分解が足りていなかった。この辺りはTwitterやnoteのフォロワーさんたちからのアドバイスのおかげで気付けました。本当にありがとうございます。

 実際の喧嘩はもっとまどろっこしいというか、「結局なにがしたいんだ???? 文句言いたいだけか????」みたいなイライラ感がありますよね。僕はあった。思い出した。キレそう。思い出しギレ。

 そこに関してはスロカルさんが俯瞰的にまとめてくれました。

 ここに書いてくださった誤解や勘違い、そして先入観。更には体調とか機嫌とか、間の悪さ、空腹なんかも影響して、上述のまどろっこしい状況に陥っちゃうんですよね。

 挙句そこに売り言葉に買い言葉みたいにバーッと言い返したり、その場とは全然関係ない不満とかもぶちまけちゃったりして収集がつかなくなる。人間の感情とはかくも面倒。人間をやめよう。

結果として出来上がったもの

 アマガサ4-6の場合、まず湊斗のコンディションを最悪にしました。怪人にボッコボコにされてプライドは叩き折られてるわ、夢見は悪いわ、起きたら全身めったくそ痛いわ。踏んだり蹴ったりですね。

 更に状況的な間の悪さも挿入。具体的には、晴香さんがカラカサをいぢめました。たぶん普段の湊斗なら多少「おいこら」ってなるにせよ普通に止めてたんだろうけど、もともとのコンディションの悪さも手伝って滅茶苦茶カチンときた。晴香をマジで睨みつけた。挙句晴香は開き直った感じで堂々としてる。なおさらカチンとくるやつ。

 で、そんな状況で拷問の話題を出されてしまう。ここが地雷。厳密に言うと、雨狐に対する行動の否定が地雷。湊斗にとって雨狐関連の行動は生きる意味みたいなもんなのでそこは否定されたくないんですよね。

 ただこの地雷を踏まれた認識が勘違いで、晴香さんはどっちかっていうと「なんで言ってくれなかったんだよ(そんな面倒でリスキーなことしなくてもいろいろやりようがあるだろうに)」くらいの気持ちだった。勘違いからのすれ違い、からの口論が始まる。

 そこからはもう両方のボルテージを上げてくアクションパート。最終的に、湊斗の中で言うか否か決めあぐねていた物事をぶつける事態に発展させ、晴香の弱みを突く。

 ここまで作ってようやく、なんだか納得のいくものを書くことができました。これ別のパターンで色々とやるのは相当しんどいな…避けられないものとはいえ、今後とも精進していきます。

いじょうだ

 重ね重ねになりますが、アドバイスくれたり共感してくれたみなさま本当にありがとうございました。勇気と元気とエネルギィを貰いました。感謝。
 アマガサの今のメンバーって基本的にオトナが多いのであんまし喧嘩が起きないとは思うものの、ちょっとこれから追加する予定の連中がなかなかになかなかな奴らなので今回の知見は今後も大いに活きると思います。若干胃が痛い。

 というわけで、今後とも桃之字を、そして碧空戦士アマガサをどうぞよろしくお願いします!

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オレモー!
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桃之字(制作本舗ていたらく)

小説家/暗黒コラムニスト/映像作家。オリジナル小説とか、グラブルの推し妄想とか、褒め褒め長文を書いたりとかしています。ニチアサ風変身ヒーロー小説「碧空戦士アマガサ」連載中。

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