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サービス業における安売りは正義では無い

エブリデーロープライスに対して感じる事


観光や飲食、小売業に人間にとってエブリデーロープライスが一つの正義といった考え方が日本には存在しますし、実際、小売店においては商品について常に価格競争が行われているのは事実では有ります。一方で、販売店同士の競争に関しては、確かに価格面やサービス面を中心に消費者に対してメリットも大きいのは事実でありますし、その恩恵を受ける事で我々日本人が豊かな生活を手に入れられている事も事実だと思います。

商品やサービスの付加価値を出したいのであれば


当然の事ながら、商品やサービスについて付加価値を出したいと考えるのであれば、会社としての企業努力や個人としての能力の向上の為の努力は絶対に必要になってきます。また、少しでも高い給料が欲しいと考えるのであれば、仕事の質の向上や技術、知識の向上は絶対に必要になってくるのは事実だと思います。

何をしたら適正な販売価格にて商売できるのか


まずは働いている会社の収益や客層、お客さんの自分の働いている会社に対するニーズに関する分析や損益分岐点に関する研究を最初に行う必要がありますし、当然季節や時期における適正な客単価やマーケット状況の把握はマストになってくると思います。

無理に安売りを行えば


無理にお客さんを入れる、また必要以上の安売りを行う事で、当然ながら企業体力は消耗しますし、従業員自体の生産性も上がらない、小売店や観光施設で有れば、無理な営業を続ければ、人間も施設も次第に消耗します。正に今の日本のサービス業の状態ではあります。

今の日本のサービス業の課題が生産性の向上である以上


私自身がサービス業の人間としては大手出身なので、業界全般として安売りが正しく、薄利しても売上を上げてナンボって考え方が有るのは理解していますが、この先武漢肺炎が収まった所で薄利多売って考え方自体が通用しなくなるなって感じますし、サービス業に置いては大規模な宴席などは期待できない以上、付加価値を念頭に置いたビジネスが当然になってくると思います。

泥臭く丁寧なサービスが出来るかどうか


付加価値を持ったサービスを行うとは、必ずしもスマートで綺麗なサービスを行う事では無く、細かい数字を出来る限り分析して、泥臭くても丁寧なお客さん対応を行い、オリジナリティを出しながら、柔軟性と工夫を持つことが付加価値の創造を伴う仕事になると思います。

15後藤 英和、吉川 恵里子と他13人
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