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絶滅動物は甦らせるべきか

ブリット・レイ(著)
高取芳彦(訳)

絶滅動物を遺伝子操作によって現代に甦らせる「ディ・エクスティンクション」についての本。

結論が出るわけもなく、歴史と現状を批評的に説明しつつ読み手に考えさせ、判断・行動の余地が多分に残る。

で、僕の意見。

「オタクの逆襲」という観点で今のテックベンチャーと同じことと理解。

科学・技術、ITに関わる人間が日の目を見るために持ち得た最先端の技術を「分かりやすい」事象に応用する際に「善意」で飾り付ける、ということが遺伝子、生物に起こっているということ。

一方で科学・技術者たちは(全てではもちろんないが)、社会学、文化学、哲学的な理解が追いついていないケースが多く、その浅はかさが透けて見えた結果、社会との摩擦が起こり、個人の葛藤を抱え込めるわけもなく急進化する。

日本で1995年で起こったことが繰り返されている

正直になること。
結局は、愛。

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