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創業5年目、自分からCOOをやらせてくれと社長に直談判した理由

noteを始めてからすべての記事が〇〇の理由というタイトルになってしまってます。
BLAMの浅川です。

私や会社の簡単な説明が気になる方は下記を御覧ください。
ベンチャーにおける『No2』の役割と、創業4年間黒字化し続けた理由

僕はBLAMという会社を創業時から手伝っており、設立4ヶ月で社長と副社長が資金目処を作ってくれてからジョインしました。
最初から取締役をやらせてもらい、前期は年商8億弱、30人ちょっと、ベストベンチャー100にも選んでもらえるような会社にまで成長できました。
(給料が出ないときがなかったんで本当に社長・副社長に感謝です)

社長は僕へのマネジメントとして、外部への見せ方が苦手な僕のために、CMO(最高マーケティング責任者)とかCSO(最高戦略責任者)とか肩書を与えてくれていたんですが、今回、初めて自分から「COO(最高執行責任者)をやらせてくれ」と直談判した話になります。

最初は「社長にCOOって名乗ったら?」と言われて断った

僕は大学時代から経営学部に入るくらいには経営やってみたい欲求が昔からありました。
そのため経理、人事採用といったバックオフィスから、戦略策定、事業の管理、実行、予算割り、全体のマネジメントなど経営に近いことを勝手にやっていました。(もちろん、セールスやマーケなどもやってますが、うちには得意な人がたくさんいるので)

そういったこともあり、社長から「今やっているのCOO業務そのものだから、COOって名乗ったら?」と言ってもらいました。

ただ、その時僕は別にどっちでもいいなと思ったのと、なんとなくCOOってセールス上がりでゴリゴリものごとを動かすイメージが一般的にはあるなと思ったのでそれを伝えて断りました。

その時、社長も「確かにw」と言ってましたw

実際に自分は喋るのもうまくないですし、物事をゴリゴリ動かすよりは、バランスをとったりリスクヘッジする役割を会社では担っていましたし、比較的そちらの方が得意だと思います。

当時会社で感じたこと

その時会社は、増収増益ではあるものの、昨年と比べると全体の成長率が大分落ち込んでおり、新しい事業が当初の目標を下回る状況でした。

僕はというと、目標の乖離に対してリスクヘッジをしたり予算や採用の調整、既存事業の組織の立て直しなどをおこなっていました。
新規の事業に関してはデキル奴らがたくさんいるからと思って、正直、雑に任せてしまっていたのです。

またその頃、外部の経営レイヤーの人と話している時に私を中心として会社の底力が低下していることを感じてしまいました。
年末年始にそれがずっと頭から離れられませんでした。

理由は覚悟

そんなこともあり、幸い、自分と向き合う時間がありました。

そこで、気づいたのは、自分が覚悟を決めていないということでした。

当時、会社の雰囲気やメンバーは微妙だったのか?というとそんなことはありませんでした。みんな必死に頑張っていて、できないなら隠れてでも遅くまで頑張り続ける。
そして、目指す方向も特に乖離しているわけでもない。

ただ、頑張る方向がバラバラになっており、がんばった分だけ会社の成長に直接繋がらなかったりしておりました。
ビションの達成のためのベクトルの角度にずれが発生してしまっていたのです。

これは間違いなく経営陣。そして、僕の責任です。

そして、感じたことがもう一つあります。
ある上場会社の副社長に、IPOのメリットを聞いたことがありました。
その時に教えてもらったのが、「銀行からの借り入れが社長個人の保証がじゃなくなること」でした。
もちろん、銀行からの借り入れが社長の個人保証になっているのは知っていましたが、改めて腹落ちというか、心から理解をした気がします。
このとき、社長との責任の差を肌で感じました。

それらを感じたとき、自分勝手ではありますが自分自身を背水の陣の置くために、社長に「俺を名実ともにCOOにしてもらえないかな?」と相談したのです。

役職はただの役割分担

とはいっても、結局は役職なんて本当にただの役割だと思います。

(説得力ないかもしれませんがw)

社長はとにかく、芯が絶対ぶれない人垂らしで
副社長は、刹那の頭の回転が早すぎる営業の化け物だし
他のメンバーも、それぞれ僕が絶対に勝てないめちゃくちゃな強みがあって。

その会社の目指す方向性に対して、今の状況を把握し、足りないピースを埋めながら執行していくことの責任が最も重い役割がCOOという役職だと思っています。

そして、役職なんてただの責任の重量(総量かも)の差です。
なので、経営にはずっと携わりたいですが、いつか自分よりBLAMにとってCOOとして適切な人がいたらやってほしいと思っています。
(自分より優秀な人が世界に死ぬほどいるのは理解しているので)

宣伝

ここからは宣伝というか、僕の欲求になってしまうのですが。

最後に、ノブレスオブリージュという言葉を知っていますか?

「持っているものの義務」というフランス語で、僕は「東のエデン」というアニメで知りました。

最近では、主に富裕層、有名人、権力者、高学歴者が「社会の模範となるように振る舞うべきだ」という社会的責任に関して用いられる。
Wikipediaより

大変上から目線と勘違いされる可能性はありますが、今会社にいるメンバーには採用の時にも言っていて、何かしらの能力を持っていたり、いい環境で育った人は、社会的な貢献をする義務があると思っています。

そして、持っている人は難易度が高いベンチャー企業などで、影響度や貢献度が高い役割を果たすべきだと思っています。

社会的な意義を残したいベンチャー会社こそ、持っている人を求めています。なぜなら、やりたい世界観に対して、リソースも知識も能力も足りないからです。

少しでもピンと来た方は是非ご連絡ください。
https://recruit.blam.co.jp/

※最後完全に宣伝なってしまい、恐縮です。


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