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「稼ぐ人」の本質

column vol.392

本日、フォローしていただいている方が1,800名を突破し、感謝投稿をアップさせていただいたのですが、その後すぐに目にした記事に大変感銘を受けました。

それは現代ビジネス【「人の倍稼ぐフリーランス」が、じつは「稼ぐ」よりも大事にしていること】という記事です。

〈現代ビジネス / 2021年8月17日〉

稼ぐ人が、稼ぐ以上に大切にしていること。非常に興味津々となりました。

稼ぐことは目的ではなく結果

『人の倍稼ぐフリーランス46の心得』の著書、上阪徹さんは稼ぐ秘訣は「自分のために働かないこと」だと悟ったそうです。

必要としてくれる人のために働く。必要としてくれる誰かのために頑張る。それが結果としてお金として返ってくるというわけです。

そして、次のお言葉に世の真理があると感じます。

社会的地位やお金を手にすることで、人生はうまくいくわけではありません。

地位も大金も手に入れていませんが、何となくそう思います…(笑)

実際、上阪さんはライターとして、多くの企業トップにインタビューをしたそうですが、「どうすれば、こんな立派な会社の社長になれますか?」という問いには、大抵「社長になりたい、と思わないこと」という趣旨の言葉が返ってきたそうです。

社長というポジションは目的ではなく、会社をより良くする手段。そう考えている人材こそが、選ばれるべきということですね。

最も大きな喜びとは何か?

そして、さまざまな成功者にインタビューした結果、人間にとっての一番の喜びは「人の役に立てたこと」という答えに行き着いたそうです。

言葉を換えれば、「ありがとう」と言ってもらえること。それを、より心からより多くの人に言ってもらえることが最大の喜びというわけです。

そうなると普段の努力成長の意味(意義)は、「より誰かのためになれること」に繋がります。

数千億円、兆円単位の資産を手にした起業家が、なぜそれでも仕事をし続けるのかという答えにもなっているような気がしますね。

故に上阪さんはこのように総括します。

それこそ「稼ぎ」とは、どれだけ世の中の役に立てたか、ということではないでしょうか。大きく世の中の役に立つことができれば、自然に収入も大きくなっていく。求められるのは、大きな「志」なのです。

私にとっては未だ見ぬ境地ですが、そうあって欲しいと思うお言葉です。

生きるとは人の役に立つこと

もう一つ、現代ビジネスの他の記事でも同様な話が載っておりました。

外出困難な方などが「もうひとつの体」として操縦する分身ロボット「OriHime」を開発したオリィ研究所吉藤オリィさんは、寝たきりなどの外出困難な方、もう残された寿命が多くないという方に会う中で、「生きるとはなんでしょうか」という質問されたそうです。

〈現代ビジネス / 2021年8月15日〉

すると、多くの方が「生きるとは人の役に立つこと」だと回答。

つまり、誰かの役に立ってこそ「生きている」という実感が持てるし、「生きたい」とも思えるということです。

そういった想いを受けて、吉藤さんは重度障害などで外出困難な方がOriHimeを操縦し接客を行う「分身ロボットカフェ」の実証実験を2018年よりスタート。

体が不自由な方々の「誰かの役に立ちたい」という願いを叶えています。

そして、吉藤さんは「役割を持つことが居場所になる」とも語っております。

確かに、仮に全然知り合いがいないパーティーに参加した時、とても気まずい気持ちになりますが、例えば撮影係など、役割があれば居やすくなります

普段忘れがちになりますが、誰か(何か)のためになっているということは、人が生きる上で本当に大きな「心の支え」になっていることが分かります。

noteは誰のため?

本日のフォロー感謝投稿の後にこの2つの記事を立て続けに読んで、改めてnoteを始めた初心を思い出します。

最初の投稿のきっかけになったのは、当社のメインクライアントである小売企業に少しでも力になりたいと思ったからです。

noteだけではなく、仕事の上でも、この歳になると「世のため、人のため」という気持ちが強くなってきています。

裏を返せば、昔はそうではありませんでした。

それこそ、大学生の頃、友人から「お前は、池だけに浅い」と言われたこともありました。

劇団時代の仲間だったのですが、当時の自分は自己存在を示すことに躍起になっており、周りの支えが見えていませんでした

社会人になってからもセルフィッシュな傾向は続き、30過ぎてからようやく自分の力の無さ(器の小ささ)に気づき、受け入れ、周りに生かされていることに感謝するようになりました。

そして、ようやく「世のため、人のため」という境地に至りました。

そうした心の変化が功を奏したのか、noteを始めてから、note仲間の久保田友和さんから「沼」と呼んでいただけるようになりました(笑)

「読めば読むほど引き込まれていく」

池から沼へ、ようやく深さが出てきたようです。

(↑↑↑久保田さんとはこんな方です。)

もちろん、沼は道半ばで、まずは「湖」を目指し、いつかは「海」になりたいと思っています。

今後も「人の役に立つこと」を第一義に掲げながら、相手の喜びを自分の喜びに変えていけるように、日々努力と成長を続けたいと考えております。

というわけで、今後とも末長く何卒よろしくお願いいたします!

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