みそラーメン。
いまだに、コンビニで
サッポロ1番のみそラーメンを見ると、
やつの姿を思い出す、、。
初めて食べたのが、カップヌードルも含めて
高校の終わりくらいの思春期、、。
近所で彼が亡くなったと聞いた後だったような、、
当時、小学生な俺はお小遣いは月100円。
毎回、スーパーやジャスコに行く時しかチャンスはない
でかいカゴを押しながらひっそりと、きのこの山、ケロッグかと一緒にミロと、、
みそ味のやつも、、と。
メタルギアソリッド並みに、、
一瞬のスキをついてサッと入れていた、、つもり。
家に帰ると、、、やはり100パー
袋には跡形もない、。
まあ、幼少期からちびっ子に柿茶を容赦なく
飲ます彼女だけに、、
余計な既製品を買うわけのない、触覚の長さと、
守備範囲の広さはファミスタのピノなみ、。
いまだに病院には、診察と予防接種以外にお世話にならない身体が一子相伝のメタルスライムが物語る。
だいたい、夕方いつも6回表か裏の中盤、、
パッチとシャツのまま、火鉢を運ぶ
少し口が開いた、和田のじじいが、、
ドラクエの腐ったしたいの如く、ゆっくりと
必ずボコボコのナベを手に現れる。
その日がピッチャーでも、外野でも、
やはり独特の匂いが、空き地に蔓延する、、
そのうち、1人2人と、みんなでじじいのナベを中心に円陣を組むようにあつまる、、。
まるで老舗の総本家のじじい並みに愛想のない表情はかわらないまま、お約束の一人前が煮立つのをただ待つ、。
やつはヌートバー並みに、胡椒だけをやけに入れる。
"これが和田風だ" とばかりに、
ま、まさか、
一子相伝してくれようとしていたのか、🧟
(うまそうやなーっと)
明らかに、お湯少なめで心配して待つこと
たぶん、2.3分。
"おっちゃん、もう食べれるんちゃう?"
"たぶん、もうできてるで "と、、
5.6年になるまでに、全く食べた事もないのに
野球するたびに、100回は和田のじじいには聞いた。
じじいはスープまで、麺のカケラまでナベのまま、
いつも必ず飲み干して、彼の社宅へ消えて行く、、
1ミリもくれることは無かった、。
いまは普通に買える、和田のじじいに近づいて来た
俺が、サッポロ一番を見るたびに
懐かしいのではなく、
あの、1980年頃のあの和田のじじいが
ボコボコのナベで作った、、お湯少なめの
ちびっ子が唾を飲み込みながらみた、
彼のみそラーメンが食べてみたかったなーと。
みそラーメン、、完。
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