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スーパーファミコンミニ2が出るなら【上】

スーパーファミコンミニ(通称)には21タイトルが入っていてFF6とか超魔界村とか、マリオカートとかいろいろハマったゲームが入っていて充実のラインナップではあるのですが、もう少しかゆいところに手が届く、実際にハマった他のゲームも入れてほしいとの願望から、「ファミコンミニ2が出るなら」の記事と同じように「スーパーファミコンミニ2が出るなら」と題して入れてほしいゲームリストを作ってみました。RPGとかが多いですかね。でも一般的に流行ったロマサガとかはノータッチなので入れてないです。世間的には大ヒットしてないけどハマったゲームも結構入れてあります。個人的リストなのですいません。そんな感じですが、2回に分けてやっていきたいと思います。では早速どうぞ。


アクトレイザー エニックス 1990年12月16日発売
スーパーファミコンが発売されたのが1990年11月21日なのでその約1か月後に出たゲームがこれです。すでに「スーパーマリオワールド」を発売と同時に購入してやりまくっていて、そろそろ次のゲームで何か面白そうなのは…と思っていたところに「ドラクエ」のエニックスからドラクエとは違うゲームが出るらしい、いろいろなレビュー見ると、グラフィックとか音楽がスーパーファミコン仕様で、凄いらしい、とのことで当たりはずれがある新作ゲームでしたが、思い切って買ってみました。いや子どもだから、いろいろ約束して母に買ってもらいました。宿題は帰ってすぐやるとか。で、やはり新しいタイプのゲームで期待しすぎなところもあり、少し物足りないところもありましたが(シミュレーションとアクションが半々で、どっちもやや中途半端)、その短いところに手の込んだ要素がふんだんに盛り込まれており、ゲームを進めるにつれて「結構いいゲームやん」と思うようになっていきました。そりゃドラクエとかの新作に比べたら、物足りない部分があるのは仕方ないですが、スーパーファミコン初期のゲームとしては十分良作でした。後に出る本格的都市育成シミュレーションゲーム「シムシティ」のプロットバージョンの役割すら果たしていたのでは?と思えるくらい、斬新な内容でもありました。アクションも結構魔法と剣のバランス良かったですし。


ファイナルファイト カプコン 1990年12月21日発売
スーパーファミコンミニで別バージョンがありますが一応。ストⅡが出る前はこれがゲーセンとかで人気ありましたよね。相変わらずゲーセンのレバーは下手くそですぐ50円なくなっていましたが、スーファミでこれをやると、上達するまで練習できるし、電気代だけなのでお得感もあり、結構やり込んだ記憶があります。スーファミでは無敵になりましたが、コントローラーとゲーセンのレバーがどうも操作性の壁が高くて、腕を上げてもあまりゲーセンでは変わりなく、ギャラリー引き連れるまでにはならなかったです。憧れてはいましたが。あのストリートファイトの画面見て「アメリカってこんな怖いところなんや」って素直に思ってしまった中学1年の僕がいました笑。


シムシティー 任天堂 1991年4月26日発売
これはマリオカートと並ぶスーパーファミコンの大傑作だと思います。パソコンゲームの移植作らしいですが、あの難しい内容をよくここまで万人受けするレベルに改変させて、名作の領域に持っていく任天堂のセンスの良さ。魔法を使っているのではないかっていうくらい、ハマる要素満載のゲームを、良作を短期間で次から次に投入してくるから、当時のスクウェアと並んでバケモンみたいなスタッフが任天堂にはいっぱいいたのでしょうね。都市育成型シミュレーションゲームって何?から入ったのですが、これがスーパーファミコンの性能をいかんなく発揮した、心地よさというか、癒しの世界、箱庭療法みたいな、勉強や学校生活になれない新中学生の僕をそっちに持っていくには十分でしたね。工場の周りに住宅地とかやっぱりあかんな、とか。地価が高くなるってこういうことか、とか、今思えばかなり「大人な」勉強をこのゲームでさせてもらいました。濃密な時間でしたね。上手くやると本当に学校の教材にでもなるんとちゃうかってくらいに。こういう授業ならウェルカムなんですが。今のプログラミングの授業とか面白そうですね、もう少し遅れて生まれたかったなあ。動画は後半もあるらしいですが、前半のみで失礼します。


SUPER R・TYPE アイレム 1991年7月13日発売
グラディウスと当時人気を二分していた横スクロールシューティングゲームでしたね。だいたいゲーセンで上手い人の後ろから見ていることが多かったのですが、このゲームは家でやった記憶があったような、なかったような。でも名作であることは知っていたので、今回ここに入れさせて頂きました。グラディウスはスーファミでかなりやり込んだ記憶があるのですが、これはもっぱら上記のようにゲーセンで観覧していて、その世界観とシャープな動き、特にため技というのですか、それがかっこよかったなあ、って覚えています。裏設定には結構グロい要素もあるとの話ですが、そんなの関係なしに見た目と雰囲気が当時は良かったので、これが上手かったらゲーセンのヒーローになれたなあ、って思ったりします。反射レーザーとかもカッコいいですね。


ファイナルファンタジーⅣ スクウェア 1991年7月19日発売
ここから天下無敵のスクウェアの快進撃が始まった感じです。僕自身はドラクエ派でエニックスの方を応援していたのですが、何せエニックスは寡作で有名で、なかなか新作出してくれないから、じゃあスクウェアの新作、しかもおいおい1年前に「Ⅲ」出しとるのに、もう「Ⅳ」?って感じで、その上スーパーファミコン初の本格RPGの大作ということで、ドラクエ派もかなりなびいてこの「Ⅳ」を買ったのではないでしょうか。いやあやっぱり凄かったですね、クリスタルな世界観がスーパーファミコンでさらに表現力上げていて、「これがスーパーファミコンかあ」って感動しまくっていました。内容はもう30年以上「Ⅳ」やってないのでほとんど覚えていないですが、とにかく衝撃度で言えば、スーパーファミコン初期でもあり、一番くらいだったかも。まだ新鮮さが瑞々しい時期でもありました。思い出補正も含めてめっちゃ懐かしいですね。その後に出た「ドラクエⅤ」や「クロノトリガー」にRPGの記憶はほとんど塗り替えられたので。戦闘曲がよかったなあ、ってこの動画見て思い出しました。それ以外はほとんど覚えてないです、すいません。


ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁 エニックス 1992年9月27日発売
やっと待ちに待ったドラクエⅤの発売でした。2年くらい前から「いつやろ」と首を長くして待っていて、凄まじく期待感が高まっていました。小出しにされるドラクエの情報、その画像からいろいろなことを夢想したり、今思えば発売前のあのワクワク感は独特なものがありましたね。で予約して発売日に購入出来て、家帰って中間テスト近いにもかかわらず、もうテスト休み一週間前までに全クリさせてしまいました。そこからテスト勉強とかだったので、成績は落ちたのではないでしょうか?よくは覚えていないですが。スーパーファミコンで初めて見るドラクエの世界は格別でした。特に音楽記事でも書いたと思いますが、ビアンカとのレヌール城の冒険とBGMの「死の塔」。中学2年の僕の記憶に深く刻まれる名曲となっています。パパスの子を思い犠牲になるあの場面からの青年期の奴隷シーン。何もかもが初体験で、やはりかなりの力の入れよう。最高傑作「Ⅲ」にも匹敵する完成度。モンスターを仲間にするとか、これも刺さりましたね。どれだけあの戦闘終わってからの「矢印」にときめいたことか。「なんとグレイトドラゴンがおきあがりなかまにしてほしそうにこっちをみている」。ああああ、最高!! すいません、当時の興奮を思い出してしまいました笑。キラーマシンも3匹、ヘルバトラーも手に入れるくらい、やりまくってましたね。当然のように勉強はそっちのけ、3年生に回しまくって苦労しました笑。動画はフィールドBGMだけですが、どうぞ。全クリとか容量が多いので、すいません。FFも同様です。


ファイナルファンタジーⅤ スクウェア 1992年12月6日発売
勉強するなっていうくらい面白いゲームが立て続けに出されまして、成績は受験を来年に控えているのにも関わらず伸び悩んでいました笑。まあこんな面白いゲームを中学生がするなっていう方が無理ですね。ドラクエⅤの熱狂が冷めやらぬ中、「えっ、もうFFⅤ出るん?早すぎへんか?」と思ったりしましたが買わずにおれるかって感じで、勉強そっちのけの日々は更新されていきました。案の定、これまたハマる要素の多いゲームで。スクウェアのエニックス、ドラクエに対する対抗心の強さをまざまざと見せつける完成度を誇っていました。Ⅲで出てきたジョブチェンジシステムがかなり補強されて、「みだれうち」とか、「ものまねし」とか、「すっぴんで全ジョブのアビリティ身に付けて最強」とか、「青魔導士で敵の技をラーニング」とか、ドラクエⅤのモンスターを仲間にするシステムほどまではいかないまでも、あれもこれもいろいろ面白要素が散りばめられていて、飽きなかったですね。一番好きなファイナルファンタジーのシリーズです、個人的に。プレステ以降は全くやっていないですが。世界観もシンプルでスッキリしていて好きでした。動画は何十年ぶりにみたエンディングでどうぞ。


奇々怪界 謎の黒マント ナツメ 1992年12月22日発売
このゲームの名前は全く覚えていなかったのですが、1980年代のゲームセンターとか駄菓子屋さんの横に置いてあったゲーム機とかで子供の頃人がしているのを見て「面白そうなゲームやなあ」って思ったのを記憶しています。最近知ったのですが、スーパーファミコンにも移植されたのですね。もしあの頃知っていたら絶対に買ってやっていたと思います。ゲームセンター時代はまだ小学生で、一回かそこらはやったことあると思うのですが、めっちゃ下手くそで、すぐやられていました笑。だからあの頃スーパーファミコン買って家で練習出来たらハマっていたかもです。なんでこのゲーム出ていたのを知らなかったんだろう?って少し後悔しています。


スーパーボンバーマン ハドソン 1993年4月28日発売
ファミコン時代からあったハドソンの名作ゲームで、僕はスーパーファミコンになって友達とかと集まってやっていた記憶があります。あの正方形の画面上で爆弾仕掛けてハメたりハメられたりの駆け引きがやっぱり楽しいですね。単純なゲームシステムなのですが、奥が深いというか何年経っても飽きが来ないゲームでした。ファミコン時代のあの1980年代のハドソンは本当に名作ゲームを任天堂より多く出していた時期があったりするから、隔世の感はあります。今はもう会社自体がなくなっているらしいので。高橋名人とかも懐かしいですね。動画は見てもやっても楽しい対戦モードでどうぞ。


遥かなるオーガスタ2 マスターズ T&Eソフト 1993年9月22日発売
これはある意味一番ハマったゲームかもです。どこでこのゲームを知っていつ買ったかも定かではないのですが、特に高校入ってからこのゲームの「大人な世界観」に魅了されまして、やり込みました。あのゴルフ界最高のトーナメント「マスターズ」を当時のスーパーファミコンの容量でかなり忠実に再現されたグラフィックス、ゲームシステム、とか一番感受性が豊かな時代に大人の成功者の疑似体験をさせるトリップ感といいますか、そういうのが個人的にたまらなかったですね。かなり僕の中の「かっこいい大人」のイメージに近かったので、子供の頃親戚のおじさんが日曜日に家に来ていた時にゴルフ番組見ていたのが刷り込まれているのかも。よくわからない説明かもですが、まあとにかくこのゲームの世界観とかはかなり好きでした。だから今でも4月にマスターズの大会やっていると時々見て、コースとかもこのゲームで散々回ったから「あそこのバンカーとかやっかいなんだよね」とか思ったりします。実際のゴルフはパットゴルフしかやったことないくせして笑。操作性とかゴルフやったことない人間でも慣れてきたら結構スコア伸ばせて優勝出来たりするから、結構面白い、いいゲームだったなあと思ったりします。


一番各ゲームメイカーが競って新しいハードのスーパーファミコンに参入して面白いゲームを作っていた時期だったりするので、個人的には面白いゲームが多かったし、スーパーファミコンの天下だったような気がします。ファミコンはもう斜陽でしたし、プレイステーションはまだ発売前でしたし。でももう中学生にもなって小学生時代と同じようにゲームばっかりしていたのでは、後悔したりしています。なかなかハマると抜け出せなかったですね、凝り性というか、人見知りのストレスをゲームで発散していたというか。おかげでゲーム脳みたいになって、特に文章系は全く読めなかったですね、国語の成績だけ極端に悪かったですから。まあ原因はゲームだけではないでしょうけど、あの頃の心の避難場所はゲームしかなかったなあ。いい面もあったか。やっぱり振り返るといろいろ思いますね、ゲームに対しては。まあそんな感じで最後はしんみりしてしまいましたが、また【下】でお会い出来たらと思います。

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