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コラム第35回:ドナースポーツとは?

(松)こんにちは! サポートスタッフの松澤です!

(松)このコラムでは鈴木トレーナー監修の元、スポーツ愛好家の方へ向けた内容を発信しています。

(松)前回はマルチスポーツとシーズン制の後編をお伝えしました。

(松)今回は、ドナースポーツとはなにかお聞きしていきます。

(松)それでは、鈴木トレーナー! 今回もよろしくお願いします!

(鈴)よろしくおねがいします!



ドナースポーツとは?


(松)前回のマルチスポーツとシーズン制のコラムで少し話題に出たドナースポーツという言葉ですが、改めてどういったものか教えてください!

(鈴)ドナースポーツとは、メインのスポーツの上達につながる他のスポーツのことです。テニスでいうとバレーボール、卓球、バドミントン、野球などが代表的ですね。
ジョコビッチ選手は小さいころスキーをやっていて、それがあの華麗なフットワークに活きているとも言われていますので、一見全然違う競技もドナースポーツとなりえます。ちなみにスキーもテニスも「すべる」という基礎動作が入りますので、おそらくそこが活きているのかと思います。

(松)メインのスポーツをより伸ばすことができるマルチスポーツの取り入れ方ということですね。メリットはどんなものがありますか?

(鈴)メリットは大きく3つです。
メインのスポーツの上達につながる。
楽しくそれが可能。
色んな能力を総合的に鍛えられる。

(松)前回のコラムでも触れていましたが、楽しくスポーツを行うことができて総合的に鍛えられたらいいことづくめですね!

では逆に、デメリットや注意点などはありますか?

(鈴)注意点は大きく2つです。

マルチスポーツ同様、全体を見たときにやりすぎにならないよう注意が必要
必ずしも狙った効果がでるとは限らない

①は前回のコラムでお話したのと同じです。

②については、例えばテニスのドナースポーツとしてバレーボールを取り入れたとした際に、テニスのサーブの強化にバレーボールのスパイク動作が活きるためそれをやってほしいとします。
しかし、ゲーム形式でバレーボールをやったところ、うまくトスがあがらずスパイクを打つ機会がほぼこなかったということもありえます。そうなると、狙っていた効果を実現することができません。

そのような場合の対策としては、ゲーム形式にはせず他の競技の練習を採用することで狙った効果を実現することもできるかと思います。

(松)なるほど。場合によってはそういった工夫が必要というわけですね。

ここまで、ドナースポーツとはどういったものかをお聞きしましたが、実際にドナースポーツとしてメインとは違うスポーツを選ぶ場合、どのように選べばよいですか?

(鈴)まずはメイン競技に含まれる基礎動作を考える必要があります。
その中でも特にメインとなる基礎動作が同じ競技だとドナースポーツとなりやすいです。
また、基礎動作的には違いますが、空手やボクシングなどのパンチをする競技はラケットスポーツのドナースポーツとなります。
手まで力が伝えられるとラケットに力を伝えることの上達につながるので。
ちなみにパルクールはあらゆる競技のドナースポーツとなりうると言われているので、迷ったらパルクールをまずすることをおすすめします。

(松)大事な要素は基礎動作ですね! 基礎動作についてはこちらのコラムをご覧ください。

(松)それでは、今回のコラムはそろそろ終了とさせていただきます。

(松)個人ホームページでは、より専門的なコラムに加え、鈴木トレーナーへトレーニング指導のお問い合わせもできます。ぜひご覧ください!

(松)それでは鈴木トレーナー! 今回もありがとうございました!

(鈴)ありがとうございました!


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