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病院をでて、「医療AIスタートアップ」の医師になったその後。

「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに、医療プラットフォームを提供しているUbie株式会社の医師の白石 達也です。

この記事は#Ubieアドベントカレンダー6日目にエントリーしています。

2019年に病院をでて、Ubie株式会社という医療AIスタートアップに入社した医者です。(Ubieについてはこちら

スタートアップに入社した医師がその後どうなったか、どこかに需要があるかもと思い、振り返ります。

1. 医者として、入社してよかったのか

強くYESです。2019年入社当時は「世界中の人々をITの力で適切な医療に案内する」と立派なビジョンはあるけれど、実際のサービスはまだまだ利用者も少なく、満足のいくものではありませんでした。

導入先のクリニックで、サービスがすぐに使われなくなることもあり、数年で潰れるかもしれないな、くらいに思っていました。

そんなサービスを仲間たちと、より良いものに作り上げていき、「問診にかけていた時間が短くなった」「問診や診察の質が上がった」のような声がだんだんと出て、導入先の医療機関が増えていきました。

一般向けの症状チェックのサービスは、プロトタイプのときは、曖昧な病気を並べるばかりのサービスでした。これが徐々に育ち、ユーザーをきちんと適切な医療に導くようになり、利用者が増えていきました。

今では、一般向けサービス月間700万人、クリニック病院向けのサービス1500以上の医療機関でご利用頂くようになりました。

多くの方に届いて、そして役立つサービスになりました

「ユビーのおかげで早く病気が見つかった」「心筋梗塞と出て受診したら本当にそうで使ってよかった」などのお声を頂戴することもあり、本当にやっていてよかったと涙腺が緩むときもあります。

入社当時に「医療情報ギャップをITやAIで埋める、医療を民主化する」と青臭いことを考えていましたが、それはもう夢物語じゃないんだと感じています。

2.どんなことをしてきたのか/できるようになったのか

多くのことに携わらせてもらっていますが、特に大きなこととして、サービスをゼロから立ち上げることができました。

「ユビー病気のQ&A」というスピーディに、わかりやすく、信頼できる医療情報を届けるサービスをゼロから立ち上げ、月間300万人利用するまで育てることができました。協力してくださる先生方、いつも本当にありがとうございます。(もちろん、まだまだ成長中で、もっともっと良くしたいと頑張っています。)

他に、症状検索エンジンユビーやユビーメディカルナビに使われる基本的な機能の開発や、データベースの構築にも複数関わってきました。

最近では、生成AIを使ったツール作成も行なっています。(こちらのnoteにでてくる、医療記事レビューツールなど)

3.どのようなキャリアなのか? 医者のキャリアとしてよかったのか?

医療者同士の知識や経験のギャップや、医療者と非医療者の知識や経験のギャップを埋める
ことを、医者の知識と倫理観を持って、ものづくり・事業などあらゆる面から考えて実践し続ける4年間でした。僕自身まさにこれがやりたかったので、AIやITの力で実践していくユビー社で働けることは最高だと考えています。

もしユビーの次の仕事を考えないといけない時なども来るかもしれませんが、まあそのときはそのときでなんとかなりそうだと感じています。

4. これから何をしていくのか

社員、サービスの利用者はそれなりに増えてきました。ただ、我々がやりたい、「日本中、そして世界中の人々を適切な医療に案内する」というビジョンからすると、まだまだ始まったばかり。

日本でも世界でもさらに広め、プロダクトやコンテンツをもっと充実させ、真に人々の健康寿命を伸ばしていくことに、引き続き取り組んで参ります。

5. (宣伝)一緒にとりくんでいきませんか 

医療の在り方が変わっていく、変えていく、そんな流れを作る一人になりませんか。どんどんとサービスと事業と大きくなっていく中、Ubieでは一緒に働きたいメンバーをまだまだ募集しています。医者も絶賛募集中です。

特に「より多くの人を健康にしたい」「いまの医療システムをなんとか良くしないと」と思っている方におすすめです。診療科は問いません。

興味を持っていただけた方はカジュアル面談もご用意しています。お気軽にご登録お待ちしています。

参考:提供するサービス一覧

▽生活者向け 症状検索エンジン「ユビー」
日本版:

US版:

▽医療機関向け「ユビーメディカルナビ」


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