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【必見!運を味方に付ける方法】運を支配する【読書感想】

■はじめに

ビジネスマンの大好きメディア。「新R25」で、とある記事を見つけました。

記事読み終わった後の僕「なにこれ面白そう。(楽天ポチぃぃっ)」

何も悩むことなく買ってました。

本当にこの本面白いんです。麻雀やってる人は特に楽しいかも。

何が面白いって、「こういう風に仕事に向き合えばいいんだー」と「あー、普段のあの打ち方良くないなー」という、ビジネス書を読んでるのに麻雀の打ち方も考えちゃってるという。

ビジネス書って、本にもよりますけど疲れる内容とか多いですよね。(無駄に武勇伝語り掛けてくるやつとか。無駄にポジティブ押し付けてくるやつとか。)

この本に関しては、「ビジネス」と「麻雀」の2つの視点から読める分、最後まで飽きずにサクサクっと読めちゃいます。

それだけじゃなく、あんまりビジネス書で見かけないなーっていう知恵がたくさん転がってるので、ビジネス書漁りまくった人でも、新たに学べる内容も盛りだくさんなので、おススメです。

https://books.rakuten.co.jp/rb/13176681/?l-id=item-c-pbook
(なぜかリンク貼れないので、直接URL記載します。)

■概要

本著では、運を支配する方法を「全5章」で紹介していきます。

各章のなかに、複数のテーマ([見切り]、[開き直り] etc...)が用意されており、そのテーマに対しての「桜井さんの考え」「藤田さんの考え」が記載されてます。

対話形式の内容ではありませんが、勝負強いお二人の考えをそれぞれ読むことが出来るという点は、とても魅力的な内容です。

そして本記事では、僕の中で刺さったテーマを5つピックアップしてご紹介しようと思います。

■「力み」

桜井さんが設立した「雀鬼会」では、牌を1秒で捨てることをルールとしているそうです。

理由は、「考えないで感覚で打つ」ためです。

「考えると体は必ず硬くなる。それは有利な展開に持ち込もうとか、勝とうという欲がそうさせるのである。(本著引用)

勝ちたいという欲が出ることで、強い力みが生じ、思うような行動が出来なくなる。その結果、目標や願望の対象にたどり着く前に、挫折や失敗を繰り返し、うまくいかない確率が高くなってしまうんです。

この力みを無くす方法は、欲望を抱く対象を普段は意識しないこと

「やるべきことを我を忘れてやり続ければ、望んでいることがいつの間にか形となって姿を現すのである。」

▼「見切り」

見切りには「良い見切り」「悪い見切り」があるそうです。

「悪い見切り」とは、「勝負を途中で投げる見切り」。
「明らかに劣勢な状況の時に早々と諦めてしまう」という状況や、反対に「優勢な状況が続き、『勝ちはもらったなー』と余裕ぶっこいてしまう」というようなことが挙げられます。

一方の「良い見切り」なのですが、登山を例にします。

気象変化の激しい山で、もう山頂目前の段階で雲行きが怪しくなってきた。
この状況をどう判断するかなのですが、「もう目の前なんだから怪しくても行っちゃえ!」という判断をすると、激しい雷雨・強風に見舞われて遭難する恐れがあります。

このように、見切りを誤ると命の危険だってありえるので、時には「勇気ある撤退」という見切りも必要になってくるのです。

ただこの見切り。即座に判断するのはとても難しいことです。

その判断をサポートしてくれるとっておきの方法があります。

それは、「撤退のルール」を事前に定めるという方法です。

「この基準値を下回ったら諦める」というのを事前に設けることで、迷いなく決断をすることが出来ます。

これはどのビジネスにおいても定めることはできますよね。

僕であれば「1人月必要なプロジェクトだとしたら、2週目の終わりの段階で全体の70%を終えることが出来なかったら、チームのみんなに助けてもらおう。」というように、納期に間に合わせるための基準としてルールを定めるなんてこともできます。

ズルズルとやってしまうより、基準を決めてスパッと行動できたほうが潔く、仕事もいい方向に進めることが出来ると感じました。

■「絶対」

なにか目標を立てるとき、「"絶対"に達成してやる」という強い意志を持つ方は多いと思います。

決してこれが悪いことではないですが、目標を「絶対」に達成するには、緻密な計画を練り、実行時に思うような数字になってないと、無理やりその目標を達成させるために、周囲の人に迷惑をかける可能性もあります。

"だいたい"これぐらい達成する」「"とりあえず"これぐらい達成する」という感覚で、目標達成の大枠を定めておきます。

目標達成の道のりでは、不規則性の高い出来事がたくさん置きます。今の時代も、不規則性の高いコロナウイルスの影響で、思うように行かないことが多いと思います。そういった事態にも臨機応変に修正を加え、対応していくためにも、ある程度余裕を持った目標設定が必要になるかと思います。

■「ポジティブ思考」

僕は「ポジティブ思考」はとても必要なことだと思っていました。

「ネガティブに考えていても、前進できない。とにかく前向きに考えて歩み進めるしかないんだ。」という考えでした。

しかしこの考えは、「自分の成長を妨げている」思考法かもしれません。

この本著でも、「前向き明るく生きることは悪いことではない」と明記されています。しかし、「ポジティブ思考が強すぎることは問題だ」とも言っています。

気分が落ちているときに「ポジティブに切り替えねば!」と思うと、心に結構負担がかかります。そりゃ自分の今の気持ちに反発しているわけですから、負担は当然大きいですよね。

また、ネガティブになるときは「自分の弱い部分に気づく」「何か外的要因の悲しい・辛いことが起きた」というケースが多いですが、これをポジティブ思考で明るく振舞おうというのは、「嫌な現実から目を背ける逃避行動」というものに繋がります。

辛い現実から目を背けていても、成長はできませんよね。

人の心も天気と同じで、晴れた明るい時もあれば、暴風が吹き荒れるような暗い時もあります。

心の状態が良い時だけを見るのではなく、「自分の弱い部分」「辛い現実」だったりの、マイナス部分と真摯に向き合うことで、自身の成長を促すことが出来ます。

なので、一概にポジティブすぎるのは良くない。ネガティブな部分を認めようということです。

ポジティブの押し売りをしまくってた私は、とても反省しております。

■「努力」

まず初めに、藤田さんの一言を引用します。

「努力は勝率を上げるが、成功を保証しない」

ガツンと刺さりましたね。

勉強でも、部活でも、そして今ビジネスでも。

努力は僕含め、皆さんもしていると思います。ただ、どれだけ努力しても、必ず成功するわけではありません。

「何でここまで頑張ったのに、うまくいかないんだよ。」

と嘆きたくなる時はたくさんありますよね。

特に僕は多いです。

ただ、「努力」というのは、あくまで本人の問題であり、どれだけ努力したかは自分以外、誰一人としてわかりません。

周囲の方は、「結果」でしか判断できないので、「努力」の成果を認めてほしいという考えは、甘ちゃんなんです。

音楽は超一流で、お酒をあまり飲まず、食生活にも制限を強くかける圧倒的努力家でおなじみの GACKTさんの名言の紹介がありました。

「自分は本当にストイックだと思う。でも女やドラッグに溺れているようなやつがさらっと名曲を作ることがあるんだよね」

と、冗談ほのめかして言っていたそうです。

どれだけ努力しても、確実に成功がないことを身をもって理解していることが伝わります。

あくまでも努力は成功する確率を上げる手段でしかない。
その成功を掴むため確率を上げるために、人一倍努力をし、努力の向き先を精査・修正していくことが大切なんだ
」と、痛感しました。

■終わりに

ここで紹介した内容はほんの一部にすぎません。

ぜひこの記事でご興味持たれた方はポチってみてください。

https://books.rakuten.co.jp/rb/13176681/?l-id=item-c-pbook
(なぜかリンク貼れないので、直接URL記載します。)

今後も良い本に巡り合えた時は紹介していくので、皆さんの温かいハートをお待ちしております。

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