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【戯れ言】スターバックスの新作を飲まなかった男が飲むようになった話

9年ほど前になるだろうか。
大学進学のために上京して、東京の街を歩いているとスターバックスの多さにびっくりした。

歩くとすぐスターバックスがある。
地元は一番栄えている駅に1つ。隣接する商店街に1つあっただけだったから、スターバックスからスターバックスが見えるくらいの距離にあることに驚いた。

そして、新作を飲んでSNSに投稿する人が苦手だった。

「スタバの新作なう」(まだ「なう」が現役だった)みたいなTwitterかFacebook(まだInstagramはマイナーだった)の投稿を見ると、「それがイケてると思ってるのか!」「高カロリーを摂取しているだけだろ!」と思いながら、ブラックの缶コーヒーを飲むことが正義だと言わんばかりに飲んでいた。


そして、今。大学を卒業して5年が経った、今。
スターバックスの新作を飲んでいる。理由は一つ。旨いからだ。
特にフルーツ系の新作フラペチーノがめちゃくちゃ旨い。

スターバックスで新作を飲むことは、マウントを取っているでも、イケているアピールでもなく、自分へのご褒美だったんだ。

ああ、早くピーチとパイナップルのフラペチーノが飲みたい。

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