【本】ナナメの夕暮れ
自分のことを書かれているかと錯覚するくらい、読んでいてハッとすることが多かった。
悩んだときは夜道を散歩することや、脳内で自分と会話をすることなど、自己防衛の方法が同じでした。
僕はこの世に何も期待していないし、生き方は「没個性」を意識してきた。厳密に言うと、没個性というより自己犠牲なのかもしれない。自分が損しても、他人が報われればいいなぁと思っている。
でも、それも自己防衛のひとつで、「俺の中に入って来ないで!」という意識があるのだろう。
本著の中で、好き勝手言っている若林さんが本当に羨ましく感じた。自分には好き勝手言うほどの不満がない。不満がないのは、自分と社会を知らないからなのかもしれないと、読みながら考えていた。本著は自己理解(自分探し)をテーマにもしている。
若林さんも20代の頃はこんか感じだったのかなぁと思ったり。
つまり、僕はまだ「生き辛い」の最中なんだろうね。
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