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リモートワーク時代の住空間

コロナウィルスのおかげで、在宅ワークの世界が到来し、住空間が大きく変わろうとしています

そんな中悲しいくらい変わらなすぎる日常を送っているのが弊社株式会社TATTAです。
建築や内装の設計をする小さな設計事務所です。

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(*2015年引越し当初の弊社。右にキッチンや水回り、奥に2部屋ある)

代表の僕は、いくつかの大学で非常勤で建築設計教えながら、
建築家という肩書で住宅から事務所、店舗、クリニックまで幅広く設計活動をしています。
建築家というのは建築士の資格を使うお仕事で、
こうした社会状況が変わったりしたときに、
じゃあ今建築はどうあるべきかというのを学問として探求しながら実践していくお仕事です。

2012年まで隈研吾建築都市設計事務所という新国立競技場を設計した建築家の事務所で働いていました。
同年、結婚と同時に独立し、その時は水天宮前で自宅兼事務所
2015年にアトリエ事務所勤務だった妻が合流し、現在の文京区安藤坂に越しました。現在も自宅兼事務所です。
独立して一番最初につくったコワーキングスペース(Andozaka COIN)の入る建物です。シェア空間文化も、もしかすると2020年を境に潮目が変わるかもしれません。

2017年には第一子(桐介きりすけ:会長)、2019年には第二子(椋介むくすけ:所長)が誕生し、
現在2人の常勤スタッフ、2-3人のアルバイトスタッフとともに完全に公私混同で生活しています。

子どもは保育園に預けていません。仕事中も足元で遊んだり、膝の上で動画を見たり、すぐ横で泣き喚いたりしている中暮らしています。

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     (*手抜き保育される所長の様子)

これは保育園に預けて病気をもらってきた方が仕事が積むと判断したためです。幸い2年半、どちらもほとんど体調を崩していません。

ということで夫婦二人体制の時から数えるとこの在宅ワーク生活は5年、子どもが生まれて2年半続いています。そんなことできるの?って思われるかもしれませんが、できるとも言えるし、正直うまくできてないとも言えます。うまく行ってない時には夫婦で会議して、実践を重ねてきました

簡単に言ってしまうと働くことと生活を含めた暮らしというのは、住空間の新しい運用方法です。運用がうまくいってないと思うと運用方法(ソフト面)を変えたり、空間のつくり方(ハード面)を変えたりします。そうして人と人との距離や時間のデザインをすることで生まれるのが暮らし方です。

またこういう生活を続けていく上で、設計する住空間の質も変わってきました。当たり前にやってきた在宅ワーク歴を活かし、この5年のソフト面の話、ハード面の話、そして漠然と今ならこういう住空間が欲しいなというイメージにたどり着くところまでを目標に、何回かに分けて書こうと思います。

将来的にはみんなこういう働き方になるんじゃないかと思っていたのが思ったより早く来たな、と思ってます。
ということでお送りしたいと思います。乞うご期待!

>リモートワーク時代の住空間の運用①(マインドシフト編)


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