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映画【華麗なるギャツビー】の裏テーマは○○

こんにちは。

華麗なるギャツビーというのは2013年に制作されたレオナルドディカプリオ主演の名作映画でございます。

1925年F・スコット・フィッツジェラルドの小説『グレート・ギャツビー』がもとになっている作品。

なぜ今になってこの映画なのかというと…。

わたしの大好きなあっちゃんがこの映画の要約動画を出していたからです。

いや~ほんとおもしろかった。

この動画をきっかけに映画を観たんです。

そしたら映画自体もおもろいやんけ…となったわけであります。

そして観ている中で「もしかしてこの映画はこういったことが言いたかったんとちゃうん?」と感じたところがあったので言語化してみました。

少し長めの映画レビュー記事だと思って読んで行ってください。

ネタばれが許せない方は映画を観てから読み進めてくださいね~

では参りましょう!

感想

ひとことで言うと不倫映画。
めっちゃ修羅場ってます。
この作品は第一次世界大戦後、戦勝国となったノリにノってるアメリカが舞台です。

ルーフのない車や当時のファッション、密造酒、世界大恐慌前のバブル経済などなど、当時の時代背景が視覚的に感じることができ、歴史を学ぶ上でも貴重な映画なのではないでしょうか。
世界史を学ぶ学生さんや教養を身につけたい方にもおすすめ。

はじめてギャツビーが登場するシーンは最高にかっこよかった~
パーティーのシーンは必見。
ディカプリオはタイタニックの印象が強いですが、歳をとったジェントルマン役も見事にマッチしてる~


そして、この映画の裏テーマは『過去は変えられるか』だと感じました。


ギャツビーが既婚者デイジーを自分のものにすると宣言したとき、ニックは「求め過ぎだ、過去は変えられないよ」と言いました。
それに対し「過去は変えられる」と強い姿勢で反論したギャツビーが非常に印象に残っています。

デイジーと出会ったとき、お金持ちのエリート将校だと偽り恋仲となった。
そして終戦後、必死に努力し、デイジーに見合うほどの男になって帰ってきたからこそ、説得力のある発言でした。

まさに"噓から出た実"ですね。

その経験から大げさに言ったり、嘘を言ったりしていたとしたら腑に落ちる。
デイジーに「いままでトムを愛していなかった」と言わせることによって過去を変えようとした。

しかし、デイジーからも「あなたは求め過ぎよ!過去は変えられない!」と涙ながらに言われます。
トムを愛していた時期もあり、ギャツビーを愛していた時期もあった。


紳士の作法をマスターしたギャツビーでしたが、トムに挑発されたとき、なりふり構わず激高してしまうところが生粋の金持ちにはなり切れなかった部分のひとつだと感じました。
いや~切ない。

どんなに言葉で取り繕っても、自分を形成してきた過去は変えられないんだなあ~
ただのほら吹きではなく、それ相応の努力をしてしっかり結果を出してくるところがかっこいいし、全てを知ったニックもそういったところに惹かれたのではないでしょうか。


死後、批判の的となり葬式には誰も来ず、散々なギャツビーでしたが全てを知っているニックだけが彼のことをこう称した。

THE GREAT GATSBY(華麗なるギャツビー)

ギャツビーは作中で唯一、一途で純粋な人物でした。
過去は変えられない、しかし、未来は変えることができる。
栄華を極めたアメリカの世界観と人間関係。
まだ見ていないという方は是非。
ではまた!



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