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2022年用の手帳選びは難儀する

以前、「しいたけ占い」のしいたけ.さんが、お気に入りのものをこよなく愛する牡牛座さんの生態を、犬が骨を土に埋めて時々掘り起こしてペロペロするようなこと云々と表現していたことがある。「ペロペロ」は姉と親友に大ウケで、以来私の愛用品は、「ヨダレまみれ」と呼ばれる。私も異議はない。

そんな私の「ヨダレまみれ」のひとつに、ついに恐れていたことが起きてしまった。来年の手帳のラインナップに、好きな色がない。

これは一大事である。どうしたらいい。このままでは窒息してしまう。

私の愛用の手帳は、MARK’SのEDiTスープル。時々浮気もしたが、結局はこのシリーズを「ペロペロ」しまくっている。押さえのゴムバンドがヨレヨレになるほどに。

中の紙の色は白でなければいけない。クリーム色は不可。小口に色がついたものは絶対無理。方眼は嫌い。罫線が好き。マンスリー&バーチカルが好き。週間レフトは時々ひかれるが結局は合わない。MARK’Sのグローブも好きだったが、日々のメモを書く余白が少なくて窒息するから、1日1ページタイプでなければならない。バッグの中で手帳が開かないよう押さえがある場合、デコボコしすぎてはいけないし、できればマグネットは避けたい。サイズはA6かB6。そしてカバーは絶対、好きな色でなければならない。

――という私の想いに応えてくれたのがEDiTスープルである。罫線がドットで引かれているところはなかなか憎い。カバーの色がベタ塗り一色な手帳は好きじゃないが、EDiTスープルはゴムバンドの色との組み合わせが絶妙だから、好き。

そして名入れのサービスがあるのが最高である。〆切に送れぬよう、毎年夏になるとそわそわする。

こういう、「私が使う手帳はこうでなければならない」とがんじがらめなところが、お気に入りを一途に「ペロペロ」する牡牛座なのだろう。自分でもあきれる。けど譲る気はない。

それなのに。ついに、私の好きな色がない年がやってきてしまった。どうする。どうする。

EDiTスープルの中で色を妥協して選ぶか。
MARK’Sの他の手帳を試すか。
他社の手帳を冒険するか。

どうする……どうする……
経験上、これから数ヶ月、私は探し続け、悩み続けるだろう。




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