自由な人と奴隷との違いは「武器を所有しているか」だ
こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。
突然ですが質問です。
あなたはこれまで国会議員の口から
個人が自宅に押し入った強盗犯と戦う意志及び能力を持つことこそが防犯だ
という言葉を聞いたことがありますか?
私はありません。
自治体を中心に警察はもちろん、企業や学校、ご近所さん達が協力や連携をし、地域ぐるみで誰もが安全で安心して暮らせる街づくりをしましょうというような内容が私たちの「防犯」に関する認識であって、間違っても
警察を当てにするな。命や財産は自分で守れ
なんて乱暴なことをいう人は国会議員に限らずですが見たことも聞いたこともありません。
皆さんもきっとそうでしょう。
それなのにどうして
個人が日本に侵略した軍隊と戦う意志及び能力を持つことこそが防衛だ
と平気で言える国会議員がいるのでしょう。
それをいうなら冒頭で書いたように
個人が自宅に押し入った強盗犯と戦う意志及び能力を持つことこそが防犯だ
と言うべきであり、それと同時に
個人に防衛用の武器の所有を許可すべき
です。
ということで今回は先ほどの薄っぺらいネトウヨ国会議員をこき下ろそうかと思いましたが、前回記事で言いたいことはほぼ書いているのと
「国民の生命、自由及び幸福追求権は国政の上で最大の尊重を必要とする」と書かれた憲法13条を読めば、
ネトウヨ全体主義言論人の「政府のために戦え」という論に同調する国会議員が、いかに立法府に属する資格が無いかということはここをお読みの皆さんにはわざわざ説明することもないでしょうから、今日は
個人の武器の所持
についてちょっと掘り下げておこうと思います。
「個人の武器の所持」と聞くとアメリカを思い出す人も多いでしょうが、皆さんはアメリカがどうして銃の所有が認められているかを知っていますか?
それは「国民の武器を保持、所持する権利」が憲法によって保護されているからです。
とは言え今日のこの記事では「アメリカの銃所持への賛否」は論点にしません。
今日の論点は「自由と権利」の観点から見る「日本人には到底理解できない”個人の武器所有”について」の問題提起です。
「日本にはない価値観を知ることで、別の角度から自由について考えよう」という趣旨ですのでご理解のほどお願いいたします。
ちなみに記事内容に特に関係ないですが、「銃規制」を題材にした映画「女神の見えざる手」はめちゃくちゃ面白くてお勧めです笑
銃規制に対するイデオロギーに関係なく、痛快なラストを是非お楽しみください。
さて話を戻しますが、アメリカにおいて「自己防衛用の武器の所有」については賛否両論様々ですが、「憲法修正第2条を廃止し銃を全面的に禁止しろ」という論調ではなく、ほんとどの場合は「どこまで規制するか」が議論になっています。
例えば犯罪歴や年齢などの所持出来る資格や条件や持ち込める場所、武器の種類、販売や登録方法などが論点です。
こう聞くと私達日本人からすれば、なぜ悲惨な銃乱射事件が後を絶たないのに「銃の禁止」が大きな争点にならないかが不思議で仕方がないことでしょう。
でもそうした疑問は銃によって全米で年間200万件以上の犯罪が未然に防がれているということを知らないからでもあり、当たり前ですがアメリカでは無秩序に銃が持て、あちこちで発砲されているわけではありません。
だからこそ「どこまで規制するか」が議論されているのです。
またそもそも論としてアメリカでの「個人の武器の所持」というのは、もちろん「自己防衛」という意味もありますが、その考えの根本は
政府による圧政に対抗できるようにするため
というものがあり、これが憲法に謳われる理由でもあります。
つまり武器は「政府の統制からの自由」を担保するためのものでもあり
その銃口は政府の圧政と犯罪者に向けるためにある
というものなのです。
ですのでアメリカには個人の武装についてこのような名言が多々あります。
普段は武器の所有を禁止しておきながら、有事が起これば「銃を手に祖国のために戦え」と国会議員に言われる日本国民には理解不能なことでしょうが、アメリカにある「常識」は
求めているのは「武器の所有」であり「その使用」ではないこと
と
子供たちに教えているのは「武装放棄」ではなく「自由と責任」
であることを私たちは知っておいても損はないでしょう。
もちろん銃による卑劣な犯罪が起こっているのは事実です。
しかし銃が一切禁止されている日本においても銃撃事件は発生しています。
繰り返しますが今日の話は「銃所持への賛否」ではありません。
私個人は日本での銃規制の緩和は、非現実的でその議論すら無意味だと思っています。
武器を持つ持たないという短絡的な話ではなく、武器の所有を求めるアメリカ人が守ろうとしている「自由」や「権利」という大切なものを私達日本人ももっと考えるべきではないでしょうか?
それが今日言いたいことです。
ということで、今日はここまで。
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