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I Blame the Government(政府のせいだ)

※お知らせ※
減税新聞では有料記事設定をさせて頂いていますが、筆者のやる気の源であるプリン代になる投げ銭的な意味合いですので、記事は全文最後まで無料でお読みいただけます。

If I had the wings of a sparrow
If I had the arse of a crow
I’d fly over Whitehall tomorrow
And **** on the bastards below
It’s ugly and crude and I’m sorry
I just want you to leave me alone

もしもスズメの羽根があったなら
もしもカラスのお尻があったなら
明日にもホワイトホール(イギリスの政府機関や省庁が立ち並ぶ通りの名前)の上空を飛んで
下にいるクソなやつらをぶちのめしてやるのに。
下品な言い方で申し訳ないとは思うけど、もういい加減放っておいてほしいんだよ

こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

冒頭にご紹介した一節は「Carter the Unstoppable Sex Machine」というイギリスのバンドの

「I Blame the Government(政府のせいだ)」

という曲の歌詞です。

「I Blame the Government(政府のせいだ)」

いいですね。

その通りです。

政府のせいです。

選挙の度にあれをやります、こんな社会を実現しますと言うのですから、そうならなかった場合は「やっていない」か「失敗した」のどちらかです。

だから社会の問題は「政府のせい」です。

これを聞いてもし「政府のせいにするな」と思うのなら、実際政府がしてきたこと、それに対して何が起きたのか、またいくら使ったのか、他へもたらした弊害が無かったのかといった「評価」を政府に出させてください。

税金を使うときは「予想される経済効果」なるものを言われなくても出してくる政府や行政が、実際に行った政策や事業に対する費用対効果を出せないはずがありません。

政府のせいではなく、疚しいこともないなら税金の使途も事業の費用対効果も全部オープンにすればいいのです。

それが出せないならやっぱり全ては「政府のせい」なのです。

ということで今日は「政府のせい」繋がりで

アメリカのピックアップトラックはなぜ異常に大きいのか

というコラムを簡単にご紹介します。

結論だけ書いておきましょう。

それは「政府のせい」です。


私が好きな経済議論のルールのひとつは

社会主義者が「市場の失敗」を資本主義や民間企業のせいにするときはもう少し掘り下げてみよう

というものだ。

するとほとんは

政府の規制や税金が大きな原因

になっていることが見えてくる。

最近の例としては、異様に大きいピックアップトラックの普及が挙げられる。

アメリカにおける乗用車販売台数の20%以上を占めるこれらの車両が巨大化していることは誰が見ても明らかだ。

それらに比べれば私の車はまるでおもちゃに見える。

価格も高くなった。

平均的なフルサイズ・ピックアップは今や60,000ドルに近づいている。

大型ピックアップは事故時に人に大怪我を負わせる可能性が高くなる。

また多くの温室効果ガスを排出するとして規制強化を求める声にも繋がっている。

実際にコロンビア特別区では6,000ポンドを超えるトラックに年間500ドルを課税するという案もあり、EUでは米国製トラックの禁止の議論も行われている。

私は他の人がどんな車に乗っていようが気にしないが、評論家が大型トラックの急増の悪影響や、全長22フィートの車が主に近所への食料品の買い物に使われることへの滑稽さを指摘する点においては同意せざる得ない。

歩行者の死亡率は40年ぶりの高水準に達しており、トラックやSUVが車高と重量を増すにつれ歩行者に与えるリスクも増大するという道路安全保険協会の調査結果もある。

しかし「もっと規制を強化しろ!」という前に何故こうなったのかをもう少し掘り下げる必要があるだろう。

もちろん増えた理由は消費者の需要とメーカーのマーケティングによるものだが、それだけでは説明が不十分だ。

なぜなら問題は「なぜ小型で手頃なトラックの選択肢があまりないのか」という点だからである。

自動車メディアは、トヨタの新型ピックアップトラック「IMV 0」の話題で持ちきりだ。

この軽量で燃費も良いタイで開発されたトヨタのピックアップトラックは必要最低限​​の装備しかないが、なんと価格は1万ドル程度だ。

しかしこのピックアップはアメリカ市場には上陸しない。

仮に2万ドルでも飛ぶように売れると思うが、アメリカの規制や税がそれを許さないからだ。

アメリカ製ピックアップトラックが国内市場を独占している理由の一つは60年前にある。

EUの前身である欧州経済共同体がアメリカ産鶏肉に対する関税を引き上げた際、アメリカ政府は報復として「輸入トラック」など25種類のものに重い関税を課した。

これは当時素晴らしい小型ピックアップトラックを製造販売していたフォルクスワーゲンを狙ったものであった。

しかし同社は今では米国でピックアップトラックを販売していない。

それなのに25%もの関税は政治的惰性により今でもそのまま残っている。

こうした重い税金が市場の歪みに繋がることは火を見るより明らかだ。

関税は結果的に外国メーカーの優れた小型ピックアップトラックを市場競争から排除し、それによりアメリカの自動車メーカーは小型トラックを作らなくても国内のトラック市場を独占出来てしまったのだ。

これはつまり「政府のせい」なのだから企業を責めてはいけない。

「政府のせい」と言えば、政府の奇妙なCO2排出規制も国民が大型のSUVやトラックを好む原因となった。

オバマ政権時代に作られた規制では、乗用車はピックアップトラックやSUVよりも厳しい排ガスと燃費目標を課せられたからだ。

その結果、自動車メーカーはトラックの開発に力を入れた。

規制や税金は製造コストを押し上げる。

これは市場の失敗ではなく「政府のせい」だ。

大型ピックアップトラックが問題だと考える人は、規制を増やすよりも減らすことを考えるべきである。


車と言えば日本においても年々軽自動車の保有割合が増加しています。

車の安全性能は、普通車の方が高いことは説明するまでもありません。

ではなぜ自動車ユーザーは、より安全な普通車を買わないのでしょう?

それは

税金が高いから

です。

車を持たない理由のトップは「お金が掛かるから」となっているように、自動車の保有には大きな経済的負担がかかります。

車無しでも生活できる人は「持たない」という選択も出来ますが、地方はそうもいきません。

車が必要、でも維持費が高い、なら安全と引き換えにはなるが少しでも税金が安い軽自動車にしよう

国民にこうした行動を取らせているのは「高い税金」であり、それをしているのは「政府」です。

「I Blame the Government(政府のせいだ)」

「I just want you to leave me alone(放っといてくれ!)」

二分間増を止めて、この原則を忘れないようにしましょう。

ということで、今日はここまで。

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