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月見酒を楽しみたくなる器

YouTubeチャンネルでこの前公開した動画では、輪島塗の加飾技法「沈金」で酒器揃え「月と菊」の菊の文様をほどこす様子をご紹介しています。

旧暦9月9日の重陽の節句では、菊を浮かべたお酒を酌み交わし、長寿や無病息災を願う風習があります。
「月と菊」はこれにちなんで「月を愛でながらお酒を飲む」をテーマに作りました。

もちろん菊の季節だけでなく、一年を通じて、ちょっといいお酒を飲むときやお客様がいらっしゃったときなどに使ってほしいと思っています。

「月と菊」は、片口(かたくち)とぐい吞とお盆のセットです。
片口には満月、お盆には三日月に見立てた形の中に、菊の文様が描かれています。

片口は酒瓶からお酒を注ぎ、お銚子のように使う器です。
片口に一度お酒を入れてからぐい呑に注ぐと、味わいはまろやかになります。
何より酒瓶から直接注ぐよりも、雰囲気が上がります!

重陽の節句を新暦にすると今年は10月14日だそうで、「月と菊」でお酒を楽しむのにいい季節になってきました。

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