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母も定期的にアップデートを

気がついたら自分は成長が止まってた。

今まで頑張って生きてきたから
それで何とかやれると思い込んでたみたい。

受験頑張って、国家資格も取得して、
就職して、結婚して、出産して、
子育てと仕事を両立して。

ここまでやることやってきたんだから
私は大丈夫!と思ってたよね。

だけど現実は容赦なくて。

長男が学校に行かない選択をし
次男は何にも話が入らず学校でトラブルが続き
三男には知的な遅れがある。

私の考え方ややり方がいけなかったのか?
今までの自分を否定したくなかったけど
否定しないととても前に進めそうになかった。

そんなとき
手に持ってたiPhoneの
アップデートのお知らせに気づいて。

パソコンやケータイは
今や買って終わりではなくなってるよね。
定期的にアップデートが必要になってる。

変化のスピードが早いこの世の中では
きっと自分の価値観も
定期的なアップデートが必要なんだろう。

そう考えてからハッとしたの。
今の私のバージョン、
かなり古くない!?


オリジナルな子育てと親子の距離感


子どもたちに発達特性があることがわかって
丁寧な子育てやオリジナルな子育てが必要だって
療育で教わってからね、
私、子どものサポートや発達支援を
一生懸命、頑張ったんだよね。
 
ところが、支援や方法を模索しながら
子どもたちと向き合ってきてわかったの。

社会に適応したいかどうか
支援を受け入れるかどうか
それすらも子どもが決めることなんだ。
 
何が言いたいかというとね、
私が良かれと思ってやってきたことが
子どもにとっては
全然「良かれ」じゃなかったんだ。

支援方法をいろいろ学んで実践して
私、すごく頑張ってるのに
結果につながらなくて。
何でなの!?って苦しくなっちゃった。
 
そんなときは子どもじゃなくて
私は自分の価値観や考え方を振り返り
自分はどう考え、どうしたいのか、
自分に意識を向けるのが大事みたい。
 
自分がわかってくると
不思議と子どもたちのこともわかってくる。
必要な距離感や
感じ方・考え方の違いに気づいて
お互いに尊重し合えるのがいいんだって
感覚的にわかってくる。
 
自分の感覚と子どもたちのことは
切り離して考える必要があるんだよね。
どこかではわかってるんだけどさ、
一生懸命になり過ぎると
気づけば距離が近くなってる。
 

発達特性を持つ子どもの子育てに
大切なポイントは2つ。
 
「自己理解と自己選択」

それは私にも言えることだと思ったよね。
 
私は私を育て
子どもに育てられながら
子どもの人生を伴走する。

そのために
今、私がやるべきなのは
自分の脳のアップデートだと思った。
  
何かを育てるにはさ
少し視野を広げて俯瞰してみて
長い目で考えていく必要があるわけで。

自分からも距離を置いて俯瞰してみて
まずは自分を育てる
つまり、自分のアップデートができれば
次は自分以外の誰かを育てることが
できるようになってくるんじゃないかな。


苦しみからの脱却

実はそこに至るまでには
何年もかかっていてね、
だんだんと自分がね
おかしくなっていくのが自覚できた。

いつもできるはずのことができない。
寝ても寝ても寝足りない。
過食傾向で太ってきている。
感情の不安定さが半端ない。
眠れないとトコトン眠れない。
限界を感じる。
人と会ってもネガティブな思考が止まらない。
 
誰かに助けてほしかったんだけど
どうしてもらえばいいのかわからなくて
解決につなげられなかった。

夫にも訴えたんだけど、
訴え方が下手で。
多分夫を責めるような

「私はもうキャパオーバーだから
 もっと〇〇してほしい。」
「私がこんなに苦しいのに
 何でもっと気にかけてくれないの?」

そんな言葉を多用してたんだと思う、無意識に。
 
今なら自分で「これ以上はやらない」って
決めればいいだけってわかるよ。
自分がもっと自分のことを
気にかけてあげたらいいんだって知ってる。
 
でもできなかった。
そんな視点がなかった。
誰かにやってもらうことを期待してた。

自分のキャパを知り
自分でコントロールすることが必要って
わかってなかったの。

まずは自分を知り
その自分をまずは自分が
最大限に応援できるようになりたい。

そう考えて
今の私に必要なことは何か
アップデートしなければならないのは何か
それを探す旅に出たのは4年前だった。

アップデートのタイミング

私は今までおそらく
周りの目ばかり気にして
自分に意識を向けてこなかったのかもしれない。
 
自分は何が好きでキャパはどれくらいで
何が苦手でどう生きていきたいのか。
 

私は心の近眼なのだなぁ
と、ふと気づいたのは
日記を通して自分を俯瞰することを
試していたときだった。

自分を見ている自分が非常に近い。
細かいひとつひとつをネチネチと攻撃している。
ホントは自分が自分の
いちばんの応援者でありたいのにね。

もっと広く多角的な視点で
自分や物事を捉えられないものなのかな。
葛藤する日々が続いたんだ。

 
結婚前は自分のことを自分でやればいいだけで
とってもシンプルだったけど、
 
夫婦、子ども、仕事、学校関連、
支援機関、ママ友、親族

結婚して子どもを産んだら
一気に関わる人間が増えて
いろんな価値観や視点を持っている人と
どうコミュニケーションをとったらいいのか
という壁にぶつかって。

でもさ、きっと壁にぶつかったときが
アップデートのタイミングなんだよね。

視野を広げ、視点を多く持ち
捉え方にバリエーションができるように
いろんな価値観を知ったり
今までやらなかったことを経験して
自分を広げていく機会と考える。
 
守りに入っては悪循環に陥りやすいもの。

だから
勇気を持って、自分を信じて、
新しい世界へ。

怖いけど、その一歩は
未来の笑顔につながってる。

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