目の前にいくつもの扉がある。

目の前にいくつもの扉がある。

それは様々な色をしている。

頻繁に開け閉めされる扉もあれば、ずっと閉ざされたままの扉もある。

綺麗に塗装された扉もあれば、古びたままの扉もある。

けれど、たった扉1枚を目にしただけで一体何がわかると言うのだろう。

部屋の中がわかるのだろうか。
住人の性格がわかるのだろうか。

扉は開けられるためにあるのであって、見られるためにあるのではないのだ。

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