自己嫌悪
一番最初の記憶は
押入れの中で両手で口を塞ぎ
声を殺して泣いている記憶
自分の醜さと価値のなさを恥じて
泣いていた
たぶん2歳未満
8歳の頃、
天使のような弟が喘息になり
発作を起こし苦しんでいる
その様子を見てパニックになった
弟が死んで
自分のような醜いものが
生き残ってはいけない
断固としていけない
そう思って
首を絞めて窒息しようと
試みたが、うまくいくはずもなく
長い間寝る前の習慣となった
そんなこんなが
拙いストーリーに過ぎないと
奇跡講座は教えていて
それならば
救われる途がある
夢ならば
救われるではないか
私を救ってください
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