見出し画像

13 Q&A: 「呼吸法」の疑問にお答えします

これまでの記事一覧(トップページ)はこちら→


 管楽器の演奏に不可欠な「呼吸法」と「発音法」を体得する訓練法について、前回まで12回にわたってご紹介してきました。練習の成果は上がっていますか。
 今回は、読者の皆様からいただいた質問にお答えしたいと思います。

 また、Q&Aに続く「14 コラム」では、私が恩師から教わった「人間の身体の捉え方」についてご紹介します。自分の身体をどのように認識するかは、楽器を演奏する上でとても大切です。参考にしていただければ幸いです。

Q&A

Q:どんな服装で練習するのがいいか、もしあれば教えてください。

A:どんな格好でもできます。
 舞台では色々な服装で吹きますからね。でも、練習には楽な服装がお勧めです。

Q:腹式呼吸の訓練(6~8)はどれぐらいの頻度でやればいいですか?

A:基本的には週1回でいいです。
 鍛えるというよりはリラクゼーションと捉えてください。

Q:「天使の羽」(7)などの運動の時、首はまっすぐのまま動かさない方がいいですか?

A:肩が回るのに応じて自由に動かしてください。

Q:息を吸った後、喉(声帯)を締めるなと言うけど、ではどうやって息を止めればいいの?

A:お腹にたくさん息が入った状態でも、息を吐き切って息がなくなった時も、息はいつも外気と通じていて、圧力差のない状態にしてください。能動的にアクションを起こさない限り、肺の中の圧力は変化しません。
 演奏時には、必要に応じて声帯を開けたり閉じたりします。しかしふだんは、声帯は開けた状態にしておきます。

Q:あくびを噛み殺すというのはどんな感じですか?

A:授業中にあくびをしてるところを先生に見つかった時の感じです。
 あくびの筋肉バランスのまま、口だけ閉じます。奥歯は食いしばってはいません。

Q:曲の途中でも一拍前でお腹を引っ込めるには、いつ息を吸いますか?

A:まず、曲が始まる時に自然に腹式呼吸で息を吸って、お腹が降りた状態を保てるように訓練します。
 これができるようになれば、どこでも瞬時に吸えるようになります。フレーズによって「胸にスプーン一杯分の息を入れる」など、無限の可能性が広がります。

Q:「一の呼吸」と「二の呼吸」を具体的に楽器の練習に取り入れたいのですが、どうしたらいいですか?

A:次回以降、実際の楽曲を使って「発音法」の具体的な練習を解説していきます。
 曲を練習すると、「呼吸法」を演奏にどう活かせばよいかが明確に分かります。ご期待ください。


→ 次回へ続く
(コラムに続きます)


コメント、お問い合わせはお気軽にどうぞ!

♪ 亀谷彰一 公式ウェブサイト
https://www.media-stage.net/tb/

トロンボーンを習うなら♪
音楽大学 / 自衛隊 / 中学・高校・大学吹奏楽部 / アマチュアオーケストラ/ プロトロンボーン奏者への指導実績が豊かな、亀谷彰一へ。
個人/団体レッスン喜んで承ります。
対面/オンライン指導、両方対応が可能です。
お問い合わせは直接、下のフォームからお送りください。
📧 https://ws.formzu.net/fgen/S313329698/

♪ 出張コンサート喜んで承ります♪
日本全国、コンサートの企画・演奏はお任せください。
ご相談は直接、下のフォームからお送りください。 
📧 https://ws.formzu.net/fgen/S313329698/

♪「管楽器を100倍楽しく吹く方法」 noteで公開開始!
https://note.com/tb_breathing

#管楽器 #演奏 #呼吸法  #肺活量UP
#吹奏楽  #音楽
#トロンボーン #トロンボーンレッスン #亀谷彰一

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?