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『ジャック・ウェルチの「私ならこうする」』を読んで

セブ拠点の奥墨愛美です。

まずこの本は、一つ一つジャック・ウェルチェが受けた質問に対して答えていく構造になっており、非常に読みやすかったです。

その回答の中で、私自身が疑問に思ったことも今までにないような内容を新しく考えることができたり、今まさに私が感じていることに答えてくれていたりと、とても勉強になりました。

その中で感じたのは、彼は普通の人が考える視点とは違う視点から物事を見ており、さらに意見に強い自身を持っているということです。

それは彼の今までの生き方や経験によって生まれたものだと思いますが、様々なことに気づかせてくれました。

特に第3部のリーダーシップという章では、今TCFで取り組んでいる人事評価の内容と重なる部分があり、共感、また改めて自分が理解し感じた内容について書きたいと思います。

まず、認めてあげることでやる気を起こすことができると本書では述べています。やはり何かを達成した時にはしっかりとその人、そのチームを褒めることが次のやる気をアップさせるきっかけになると思います。

評価セミナーを機に私自身も勉強しましたが、認めるという行為がなければ、会社への帰属意識も薄れ、どうせ頑張っても評価してくれないと会社を辞めていく人もいます。

勿論私も誰かに褒められたくて仕事をしている訳ではありませんが、今でいうと毎日営業に行き、名刺の数を上司に伝えたときに「すごいね!」と一言もらえただけで嬉しくなり、明日はもっと頑張ろうという気持ちになります。小さいことですが、このように褒める、認めてあげることの繰り返しが社員のモチベーションを上げることに繋がると思います。

そしてこの本を読み、また色々な人のWee-Cree等を読みながらやはり一番重要なのは理念共有だと思います。働いている全員が同じものを目指していなければ、目標を達成することは不可能です。実際、皆日々の業務に追われ、会社の目指しているもの、自分の目標を見失っている人が多いのではないかと思います。私もそうです。

なので、たまに自分で考える時間を作り、気合を入れ直しています。恐らく、これが出来ていないからこそ仕事でミスが起こったり、指示が通らなかったりするのだと思います。逆に理念共有が出来ていれば、今の何倍も皆が仕事をしやすくなると思います。

そして仮に、まず自分が常に目標を意識して過ごすことができたとしてこれを周りにも共有するのは非常に難しいことです。特に海外で文化が違うローカルスタッフに伝えていくのは、本当に毎日の積み重ねかと思います。

上記で書いているこれらのことは評価制度によっても構築されることです。評価をしっかり行い、その人が頑張った分だけ認めてあげる。そして短いタームで常に会社の方向性を伝えていく。他にも必要な要素はありますが、これらにより社員の生産性がアップし、業績も上がっていくのだと改めて認識しました。

評価制度は会社を経営していく上で大切な役割を担っています。だからこそ、評価制度の重要性をもっとお客さんに伝えていきたいです。

奥墨愛美

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インド、フィリピン、マレーシア、トルコ、インドネシア、ベトナム、バミャンマーで働く11名の喜怒哀楽の物語。 【新卒海外研修】(連載中) http://www.kuno-cpa.co.jp/recruit/shinsotsu-kaigai/