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メッセージ

樹木希林さんが死の50日前に語ったこと。

「メッセージ…?そんな先のない私がメッセージを言うのもなぁ。
おこがましいんですけど、ものには表と裏があってどんなに不幸なものに出合っても、どこかに灯りが見えるものだというふうに思ってる。
もちろん幸せがずっと続くものでもないから、何か自分の行き詰まった時に、そこの行き詰まった場所だけを見ないで、ちょっと後ろ側から見てみるという、そのゆとりさえあれば、そんなに人生捨てたもんじゃないな、というふうに今頃になって思ってますので、どうぞ物事を面白く受け取って愉快に生きて『お互いに』っていうとおこがましいけど、そんなふうに思ってます。
あんまり頑張らないで、でもへこたれないで」(とくダネより)

自分はこれといって、彼女の作品を見たことがあるわけではなかった。

ただ、何か温もりを感じ、だけど背筋がすっと伸びるような、刺さる言葉に胸を打たれた。

言葉として表現できないけれど、出てくる言葉一つ一つから、じわっとにじみ出てくる何かを感じた。

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